侍 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
人が人を成長させると同時に自分自身でも成長する隠れた名作
緊張すると声も出ない上に強引に演劇研究会に入れさせられて演劇なんてできないという麻井麦。
その麦の中学1年からの友達で写真家を目指している遠山佳代。
麦を強引に演劇研究会に入れた部長、一ノ瀬野乃とそのメンバー、桂木たかしと西田理咲、理咲の弟の甲斐。
演劇研究会と対立している演劇部の部長、榊美麗と部員、神奈ちとせとその他のメンバー。
これらの複雑な人間関係や演劇に対する想い。演劇と人間関係、自身の性格で葛藤する麦。美麗と野乃の関係や過去。なぜ「演劇」の部活動が二つ存在するのか。そして麦を成長させてくれる佳代や演劇研究会のメンバー、そして演劇部の部長の美麗やちとせやその他のメンバー。それぞれが演劇と麦や他の人間たちに対する想いがクライマックスに近づけば近づくほど分かる。この作品は自分は感動した。見てよかったな、と思う。