ふりーだむ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
そらの すごい 物語 ~2回目視聴終了につき追記
サーカスとイリュージョン、そしてミュージカルの要素を組みわせたエンターテイメント「カレイドステージ」。
そこでスターになることを夢見た少女「苗木野そら」が夢への階段を上っていく姿を描いた物語。
●1部前半
憧れのカレイドステージの入団テストを受けるため日本からやってきた少女「苗木野そら」。いきなりオーディション当日に遅刻。不意に起こった偶然によりオーナー・カロスの命によりステージに立つことになり、特別に入団を許されるところから物語は始まる。
特別扱いを受けたことにより、トップスター・レイラやほかの共演者から敵視されるも、自慢の努力と根性で周りを次々に認めさせ、ついにはステージの主役に抜擢されレイラと共演するようになるまでのお話。
●1部後半
共演後、レイラと並ぶトップスター・ユーリの謀略によりカレイドステージを乗っ取られるも、遊園地やイベントのパフォーマンスなど地道な活動を続け、「幻の大技」の成功をかけた勝負によりカレイドステージへの復活を果たす。レイラとの激しい特訓の末完成した「幻の大技」。レイラとの信頼と技の完成を勝ち取りながらもその代償は大きかった。レイラは練習中の負傷が悪化し、ステージでの「幻の大技」の完成を最後にカレイドステージを去るところまでのお話。
●2部前半
レイラの去ったカレイドステージを支えようと奮闘するそら。思うように行かず、外部から新たなスター・レオンを招聘するも、レオンのやり方についていけず、さらには新たなライバル・メイ・ウォンの台頭によりそらは苦境に立たされる。
バンパイア、サーカスフェスティバルでの相次ぐ敗北と目標を見失ったことで挫折するも、もう一度「勝負のない、みんなが幸せになるステージ」を目指し、ステージ復活を目指すまでのお話。
●2部後半
サーカスフェスティバルで見せた「天使の技」を使ったステージ「白鳥の湖」の主役に抜擢され、「真の天使の技」習得のため、レオンとの特訓に挑むそら。その姿はレオンやほかのカレイドステージのメンバー、さらにはレイラにまで影響を与える。そして完成した「白鳥の湖」の公演までのお話。
噂通りのスポ根ものでした。しかし、面白い。正しく「名作」の部類に入る作品だと思います。
序盤、いきなりの挫折から多くの仲間との出会い、レイラの信頼を得て主演の座を掴むまで、そらは「努力と根性」でスターへの階段を駆け上がって行きます。最初から才能でなんでも出来ちゃう天才ではなく、努力に努力を重ねて成功を掴むそら。そしてあこがれのトップスター・レイラとの共演。テンポの良い展開ですぐさま物語に引き込まれ、そらを応援する気持ちで見ていました。
乗っ取り騒動が起き、ステージを失いながらも、「フリーダムライツ」として地道に活動し、仮面のスターに扮したレイラの協力を得て、ステージを取り戻すため「幻の大技」に挑むそらとレイラ。二人の信頼と友情で技は完成し、成功するも、それがきっかけでレイラはトップスターとして再起不能の怪我を負ってしまう。歓喜から一転、レイラを失った悲しみと後悔に打ちひしがれるそらにレイラは声をかけます。「私の夢になって。」このシーンは悲しくも良いシーンでした。
レオンとメイの出現によりそらの運命は大きく変わっていく。レオンに見限られ、才能ある自信家のメイにトップスターの地位を奪われそらは落ちるところまで落ちていきます。この辺は見ているのがキツかった。サーカスフェスティバルで演技ができなくなった瞬間は見ているこちらも悲しくなった。でも、そのどん底から這い上がってくるそらの姿はとても良かった。新たな目標に向かい自信に満ち溢れた顔は空らしくて良かった。
終盤の「天使の技」の特訓。ボロボロになりながらも自分を信じ、自分の夢を信じたそらの姿や、「白鳥の湖」を成功させようとする皆の姿は感動的でした。演出に悩むミア、クラウンとして歩みだしたアンナ、そらの輝きに負けない演技をしようと頑張るメイ、メイとともにブランコに挑戦するロゼッタ。みんなの頑張る姿は素敵でした。そして、そらの最後の壁となるべく、自分の完全燃焼の想いをのせ、立ちはだかるレイラ。
そして開かれたクライマックス「白鳥の湖」のステージ。不覚ながら、開演の瞬間から涙が止まりませんでした。自信を持ったそらの顔を見た瞬間に、感極まってしまいました。そしてそれぞれみんなの成功と「天使の技」の成功、ラストの全員総出のパフォーマンスには涙が止まりませんでした。真のカレイドスター「そら」が輝き、ステージ、観客がともに一体となった「夢のステージ」がそこにありました。見終わってしばらく呆然としてしまいました。
ストーリーだけではなく、ほかの演者や、関係者、スポットで出てくるキャラもみんな魅力的でした。それを演じる声優さんも良かったですね。
最初から最後までレイラさんが凄かったですね。そらとともに上を目指していく姿と、最後に天使の技を完成させ、最後の壁としてそらの前に立ちふさがり、自分の思いをそらにぶつけていく姿が印象的でした。
ディアボロ使いの笑わない天才少女・ロゼッタの成長もまたひとつの見所だと思いますし、ミアやアンナが夢を叶えていく姿も良かったです。
メイの登場には驚きがいっぱいでした。高慢で自信家の彼女が最後、そらとともに、そらに負けないように努力し演じている姿も良かったですね^^技の名前を叫びながら演技するのも良かった^^最後のロゼッタとの共演も良かった。
ソフィーの姿を追い続けるレオンの回想エピソードも印象的でした。
OP、EDの曲もよく、全体的にすごく良く出来た作品だと思います。タイプは違いますが、個人的にはコードギアスやARIAを見終わったあとのような「最後まで見てほんとに良かった」と思える作品でした。
まだご覧になってない方、ぜひ一度、すべての夢が叶うステージ「カレイドステージ」にお越し下さい。そして夢を叶える「カレイドスター」達の素晴らしきエンターテイメントをご堪能ください。
~~2周目視聴終了~~
2回目の視聴を終えました。
そらのサクセスストーリーは面白いですね。
やはりなんといっても「白鳥の湖」のステージですね。
「天使の技」の完成への特訓。死に物狂いで頑張るそらの姿に周りも触発され、メイも自分の足りないものに気づき、「真のカレイドスター」の誕生のために最後の壁となり立ちはだかるレイラ。最後の2~3話は本当に目が離せないですね。
レイラとの最後の対決の時に皆が自分の大切なものに気づくシーンや、白鳥の湖のステージのラスト、メイやロゼッタ、アンナ、ミア、夢を叶えたメンバーや観客のパフォーマーが舞台で技を見せ合うシーンはまさにそらの夢そのものでした。
ほんとに「白鳥の湖」のステージシーンは涙なくしては見られないですね。2回目も感動しました。