uta@愛の戦士 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
「ほんものになるための戦い」
化物語につづく物語シリーズ第2期にあたる作品。
今作は夏休み中の出来事のようです!
といっても僕がアニメを見始めた頃の作品なので、偽→化という順番で見ましたが。
正直なところ、最初は何が何だかわかりませんでした。物語シリーズ自体知らなかったので、、
何で監禁されてんの?? みたいなw
でもだんだんわかるようになった時には、もの凄く楽しかったです^^ 物語シリーズは知らない人にわかりにくい分、深みやメッセージ性があってハマっていきますね。
・・・・
さて、「青春は、ほんものになるための戦いだ。」というのが偽物語のテーマを象徴したキャッチコピー(?)ですが、今作は「正義」についての描写が多く登場しますね。その正義こそが今作のテーマである偽物、本物と結びつくものです。
阿良々木くんは、妹たちの正義は自己満足の偽善に過ぎないといいます。しかし火憐ちゃんや月日ちゃんは、自分たちの正義が正しいと主張し奮闘します。では、正義の正解とはなんでしょうか??
阿良々木くんによる妹の偽善の否定も、阿良々木くんの価値観によってされたもの。妹たちによる自分たちの正義の肯定も、妹たちの価値観によってされたもの。
個々の価値観で正義のあり方も違う。だから自分の正義が「ほんもの」であるために自分の正義を貫こうとする。貫こうと戦う。それが「ほんものになるための戦い」であり、今作の最も重要なところなんでしょうね。。
そこまでの深いテーマを持ち、ギャグを織り交ぜながら展開し、伝える。西尾維新さんにしかできないことですね。そしてその原作を個性的に、ブラックに、ユーモラスに表現、制作するのはシャフトにしかできませんね。
見れば見るほど面白く、飽きさせないアニメだったと思います。2012年でトップを争う作品ですね^^
大晦日には猫黒があり、全物語の情報も明確になってきていますね。でもとにかく傷物語を早く見たい(>ω<)