退会済のユーザー さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
シュタインズゲートの選択
アニメ化が決まりゲームからやるかアニメから観るか迷って、ゲームから入った作品でした。
人物描写が特殊で、少々、「ん?」と思うこともありましたが、何度見ても鈴羽のところで泣いてしまう。そこまで作りこんでいることは確かな作品だと思います。
ゲームでは号泣、アニメでほろり、何気に媒体の違いを理解するとそれが妥当な結果な気がします。ゲームは、自分で操作をするので能動的な部分が少なからずあり、シュタゲではやっぱりゲームのほうが効果的に作られているなぁとおもい、アニメでは全体を見渡せる感覚で、一人一人のキャラの感情を掬い取ることができ両方観てシュタゲを楽しめたと思います。
とても楽しめた作品でしたが、アニメのほうには少しおしい!といいたいところです。
やっぱり演出が地味過ぎて、タイムリープする瞬間の違和感とか、まゆりの死の最初の場面だとか印象的に薄くなっていると思います。公共の電波を使うともしかしたらタイムリープするときのゲームで使われた効果音が、あまりに耳障りで自重したのかもしれません。しかしあそこはあえて、あえて!それを使ってほしかったです。その印象がなかった為、何度もタイムリープしているという重さをあまり感じられなくなり、何度もまゆりを助けるためにタイムリープしているという本筋にも影響があったと思うし、おそらくアニメから観た人は「ん???」と何度も見直して「なるほどこれ何度もタイムリープしてるのね」と集中してみないとわからなくなっていると思います。その上その説明をせずとも音だけでその重さが表現できるので、もっと脚本にも余裕ができたでしょう。そこが残念でしたが、個人的にはアニメもとても面白かったです。