「新世紀エヴァンゲリオン Air/まごころを、君に(アニメ映画)」

総合得点
83.9
感想・評価
1448
棚に入れた
8433
ランキング
308
★★★★☆ 4.0 (1448)
物語
3.9
作画
4.0
声優
4.1
音楽
4.1
キャラ
4.1

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○△× さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

賛否両論、だからおもしろい

旧劇場版といわれるシリーズの完結作。ポジ・ネガの両面で社会現象を巻き起こしたパイオニアでもある「エヴァ」がどのように終局を迎えるか、個性的なキャラクターはどういった情景を描くか、放置された伏線がどのような形で収束されるか、いろんな意味で期待された作品であるが「いい意味」で視聴者を裏切る作品だった。

複雑な感情描写・情景描写を映像だけでなく音響もアイキャッチでさえも全て使いきって表現する、「五感」で理解しなければいけない作品故に、スタートから知恵熱に苦しむ展開。

見ているだけで、疲れるアニメで正直娯楽には向いていない。ただ「作品」として鑑賞し、咀嚼し、煮詰めるにはこれ以上のものはないと思う。

筋をなぞるだけでは、余りにもシンプルでいて救いがないようにも思える。なので筋読みで満足するか、それとも深読みで満足するかで評価も感想も変わる。だから、賛否両論が跋扈するのも納得する。


個人的には、人類補完計画が発動してから地球上に広がる十字架が一面に広がるまでの一連のシーンは圧巻の一言。

おぞましいシーンも含まれていて正直嫌悪感が募るところもあるが、シンジの内面描写も含めたどのシーンにも当時の映像技術の限界で表現しており、その熱意も感じることが出来る。

投稿 : 2012/09/22
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サンキュー:

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