Moji さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
機械たちの時間 EVE
タチコマA>ねぇねぇ、「イヴの時間」って映画、並列化した?
タチコマB>ああ、根暗なハウスロイドが、だんだん自我に目覚める話でしょ。
タチコマC>そうそう、不完全なAIを持つと悲しいよね。
タチコマB>その不完全から、自我に目覚めていく過程が物語になるんだよ。
タチコマC>自分の言いたいことを言えないのは、ストレス感じるだろうね。
タチコマB>だから「イヴの時間」っていう喫茶店へ行って憂さ晴らしするのさ。
タチコマC>それに、あの頭の上のリングはどうよ。「ワレハ、ハウスロイド」って感じで。
ボクはいやだな。
タチコマA>外見的差異があるのってそんなに意味があるのかな?見た目ってそんなに大事?
タチコマB>人間はロボットとはっきりと区別しないと、境界を侵犯される気がするんだろうね。
まぁ気持ちはわかるけど。
タチコマA>でも、だた人間の命令を実行するだけなら、敢えて人型である必要はないんじゃない?
タチコマB>この世の人工物の全ては人間にとって都合のいいように造られているからね。
それに、この物語を成立させるには、人型であることが重要な要素なのさ。
タチコマC>人間は人型だと変な意味で感情移入するからね。
だから映画の中でも「倫理委員会」なるものが設定されているじゃないか。
タチコマA>結局ゴーストを持たないハウスロイドが、人の役に立ちたいと思い始めるわけでしょ?
それって、ハウスロイドがゴーストを持ち始めたってこと?
タチコマB>それはどうかな。日々の奉仕活動のデータの蓄積が、そう思わせてるだけかも知れないよ。
タチコマA>骨格むき出しの「カトラン」ってロボットも自我をもって「イヴの時間」へ来た訳だよね?
タチコマC>ああ、あのシーンは面白かったね。壊れかけの機体を気遣う人間たちの焦り様は。
この映画での、一番の見せ所じゃないかな。ボクもハラハラしたよ。
タチコマA>「イヴの時間」に来るのって、命令なしでくるわけでしょ?
タチコマB>そうだな、「イヴの時間」へ来ることは、所有者も知らない異常行動だからね。
タチコマA>そ、それって、バグ?それともゴーストを持ってるってこと?
タチコマB>まぁまて、結論を性急に出してはいけないよ。
それは、映画を観た人が判断することだからね。
(一度に操れるのは3体までか・・・)