Moji さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
宮沢賢治の傑作童話
「セロ弾きのゴーシュ」と言えば私の場合はさだまさしの楽曲で、それがきっかけで宮沢賢治を読むようになりました。
同じように「銀河鉄道999」から「銀河鉄道の夜」を知った人も多いはずです。
ちなみに青空文庫「http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/card470.html」で読むことができます。
で、この「セロ弾きのゴーシュ」やはり、音楽モノは音が入るといいですね。
高畑勲監督の滋味とあいまって、想像力で補っていた世界が一気に現実味を帯び、生き返った感じです。
宮沢賢治の中では中くらいの話ですが、ジワリといい話です。
ただ、オケが「たかがアニメ」と流しているのが残念です。
(ゴメンナサイ、VPOやBPOを聴き慣れた耳には荒い演奏だったものですから・・・。)
冒頭の嵐の場面はディズニーの「ファンタジア」の方がよかったです。
とはいっても、宮沢賢治の童話は大人が読んでも感動を与えてくれますので是非一読を、いや一見を。
宮沢賢治を世に広めるためには「アメニモ負ケズ・・・」じぁダメですよ、文部科学省さん。