ミシディア さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
6話からの革命
漫画「こどものじかん」をアニメ化した作品。
内容は、現実にも存在する問題点を取り入れた、小学生と教師の関係を描いた物語。
……のはずだが、かなりオーバーフローした内容と成っている。
ロリエロの極地と言っても過言ではない代物。特に、私が見たものはDVD版でピー音等が入っていなかったので、それはそれは酷いものだった。
やはり、最初の印象もそれに尽きる。よく児童ポルノ等にひっかから無かったものだ。アグネスホイホイという言葉がこれ以上に似合うアニメは無いかもしれない。
しかし、それも6話まで。6話からは、メインヒロインである九重りんの過去や、その一人の家族であるレイジ、それに主人公の関係を描いたもので、それはまさにすれ違いのオンパレード。
しかし、私としては、人間はそうやってすれ違ってすれ違って生きていると言う印象があるので、まさにそれを描いているように感じ、それがこの評価の直接の原因となったのだろうと考えている。
特に印象強いのは、りんの願いとレイジの覚悟、青木の思いのすれ違いである。
正直、私は結構エロほのぼの系を期待していたのだが、後半のシリアスさにいっきに持っていかれた感がある。
加えて言うなれば、6話はまるで時間がゆっくりになったかのように感じた程だった。
アニメとしては、後半が暗く黒いシーンばかりになってしまった印象があるが、その後の明るいシーンは2学期という続編で補完されている(OVAではあるが。)
軽いように思わせて中々深いストーリーが私にヒットした、という所だろう。
しかし、これはロリ嫌いの人は見ないことをオススメする。
もう続編が作られることは二度とないだろうが、いつか漫画を集めてみたいものである。