退会済のユーザー さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
(*゚▽゚)ノさぁ、海賊の時間だ!
モーレツ宇宙海賊、略して『モーパイ』。
私、恥ずかしながらこのアニメはてっきりおっぱいアニメかと勘違いしていました(〃∇〃)
◆この作品の内容は・・・
舞台はどこかの宇宙。
人類は一般的に宇宙航行が可能となっており、女子高の部活規模で宇宙船と専用ドックを所持して活動しているような時代のお話。
主人公の加藤茉莉香は学校では宇宙ヨット部で活動し、また学校が終わった後は喫茶店でウエイトレスのバイトをしている普通の女子高生です。
そんな茉莉香の元に2人のあやしい人物が現れ、茉莉香の父親の死を知らされると共にその父親は海賊船の船長だったので、その後を茉莉香に継いでほしいと頼まれます。
亡くなった父親の後を継いで海賊の船長になった茉莉香のミニスカ海賊の物語が始まります。
◆合法な海賊・・・
海賊とは本来、他の船から金品を強奪したり人を傷つけたりと無法者の集団です。
でもこのアニメでの海賊達はちょっと違います。
なんと、政府から合法的に海賊行為が認められているんですよー^^;
何故なら、このアニメで描かれる海賊行為とは『ショー』なのです。
宇宙を航行する船会社は海賊に依頼、海賊達はその依頼に沿って海賊行為をします。
つまりはその宇宙船に乗っているお客さん達を楽しませるアトラクションなのです。
お客さん達は「海賊に襲われた」という貴重な体験を楽しみます。
なので当然、海賊達は客を傷つけたり船を破壊したりという行為は禁止されています。
また他にも、護衛とか輸送とかいろいろと仕事があります。
政府から海賊免許が発行され、その免許を持つ事で合法的にビジネスとして海賊をするのです^^
◆見どころは・・・
船長・艦長と言われてパッと思い浮かべるのは『宇宙戦艦ヤマトの沖田十三』、『アルカディア号のハーロック』、『ホワイトベースのブライト・ノア』、『機動戦艦ナデシコのミスマル・ユリカ』あたりでしょうか。
みんな歴戦のツワモノであり命を預けられる素晴らしい名艦長でした。
そんな名艦長の中に新しい名を並べるのがこの加藤茉莉香。
上に挙げた経験豊富な艦長達と比べるとまだまだ荒削りです。
ですが、一緒に楽しく宇宙を航海したい船長といえば、まさにこの茉莉香が一番です。
ただの女子高生、でも船長としての器は十分すぎるほどであり、なにより茉莉香の持ち味は常に明るく前向きな性格、そして即断即決の判断力。
この即断即決のおもいきりの良さが他の名艦長達にはない茉莉香の魅力でありカッコ良さです。
学校に通いながら海賊船の船長を務める茉莉香の日常、そして茉莉香のキップのいい船長ぶりをとくとご覧あれ♪
◆声優陣は・・・
加藤茉莉香 : 小松未可子
チアキ・クリハラ : 花澤香菜(ISのシャルロット・デュノア)
ミーサ・グランドウッド : 伊藤静(ToHeart2の向坂環)
ケイン・マクドゥガル : 松風雅也(神様のメモ帳のテツ)
クーリエ : 堀江由衣(とらドラ!の櫛枝実乃梨)
シュニッツァー : 三宅健太(灼眼のシャナのシュドナイ)
ルカ : 水原薫(喰霊-零-の諫山黄泉)
他、小山力也、佐藤利奈、日笠陽子、戸松遥など。
◆総評・・・
序盤は正直微妙なストーリーでした。
宇宙船を乗っ取るのにハッキングといった電子戦の展開は専門的でどういう状況になっているのかイマイチ把握できませんでした。
そのままダラダラと話が進んでいくように感じていました。
しかしながら後半の14話以降から展開が変わり、この辺りからかなり面白い話になってきました。
{netabare}
とある理由で海賊船のクルーが女子高生達のミニスカ海賊団に入れ替わり、末恐ろしい女子高生達のパワーが爆裂。
なんともはや楽しい展開^^;
そして終盤には謎の敵が現れ、海賊達に危機が・・・。
{/netabare}
ミニスカ海賊と言っても、萌えを前面に出しているわけでもなく、学園生活と海賊業を両立させて展開される茉莉香の海賊物語は非常に見ごたえがあり楽しめる内容でした(o^∇^o)ノ