Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
自分ならどうするだろう・・・
高校一年生の美術部員が、友人からもらった御神木で手彫りの精霊像を作っていたところ、その精霊から御神木に宿っていた神様が女の子の姿で飛び出してきて・・・そして物語は始まります。
ストーリーとしては大きく動くことはなく、日常の出来事が中心に描かれているので、ラストまで見て少し考えてみました・・・
もし、これまで自分が出来ていたことが急に出来なくなったらどうしよう・・・
もし、出来ていたことを証明する必要が生じた場合、それを証明する手立てが欠落していたらどうしよう・・・
もし、どうしても思い出したい記憶が欠落しちゃったら、その時どうするんだろう・・・
そして、この出来ていたこと・・・これが自分が生きていく上でとても大切なことだったらどうしよう・・・大切であればあるほど空回りしちゃうのかな・・・
たくさんの「もし、・・・」の不安があるとき、もしくは不安を持つ人に気付いたとき、どうすればいいのかを教えてくれました。
誰もが知ってる当たり前のことかもしれません。
でも、時として実践するのが難しい場合があります。
その「難しい」ハードルを下げるヒントが隠されている物語だと思います。
最近、私の涙腺リミッターは完全に崩壊しちゃったみたいで・・・ラストの展開にはうるうるでした・・・(;;)