プラ さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
さすが京アニ!
さすが京アニである。作画については文句なし。キャラは細かいタッチでしっかりと描かれていて、情景描写も細部まで表現できている。原作の小説をうまくアニメに昇華できている。作画監督のこだわりが見える。
「私…気になります!!!」という耳に残るフレーズがトレードマークの、好奇心の塊である千反田えると、えるが半ば強制的に提示してくる「謎」をいやいやながら解いてみせる折木奉太郎、そして自身をデータベースと評する福部里志、元気が取り柄の女の子!って感じの(?)伊原摩耶花の4人が繰り広げる青春群像劇。
ストーリーは主に折木視点で描かれる。ささいな謎から根幹に関わる大きな謎まで、真実を突き止めたり、時には真実を創作したり、話は進んでいく。折木は平穏主義であり、波風立たないように生きたいような人間である。いつも怠そうにしている様子からもうかがえる。しかし、えるとの出会いによって水面に石を投じられ、平穏な折木の暮らしは終わりを告げる。えると仲間たちと付き合っていくうちに、折木の考え方はだんだんと変わっていく。
恋愛要素はなさそう。折木はえるに惹かれているようだが、それは恋の引力なのか、好奇心からの引力なのか、そこについては描かれていない。
1期からしばらく経ったけど、次シリーズはやらないのかな?