「蛍火の杜へ(アニメ映画)」

総合得点
80.7
感想・評価
1075
棚に入れた
5221
ランキング
444
★★★★☆ 4.0 (1075)
物語
4.2
作画
4.1
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
4.0

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ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

そっと心に留めておきたい作品です(✿ˇ◡ˇ)人(ˇ◡ˇ✿)

■夏に向かうその場所には…♪
この作品は、なんといっても『夏目友人帳』のスタッフが手掛けているってことがポイントですね♪
ただ原作の緑川ゆき作品としては、夏目友人帳よりも前の作品なので夏目友人帳のルーツともなる作品になるのかなぁ?
なので作風はま・さ・に!『夏目友人帳』♪ニャンコ先生がひょっこり出てきそうな雰囲気でした♪.....(((((ヾ( o=^・ェ・)oナツメー

主人公でヒロインの竹川蛍[takegawa hotaru]には大切な場所があるのです♪
また夏がやって来ました!今年も祖父の家に、そしてギンと出逢ったあの杜へ...((((=・o・)ノ
毎年、電車に揺られながら思い出す…儚く、切なく、けれども掛け替えのない想い出を☆彡
蛍が抱く大切な想いを44分の映像に「ギュッ」と詰め込んた、優しい恋の物語なのです♪


■総評
緑川ゆきさんの作品って、どことなく物淋しい中にも、心に灯がともる優しい作風なんですよね♪
ちなみにロケ地はやっぱり緑川さんの出身地の熊本県で、阿蘇郡にある上色見熊野座神社が今回の舞台となっているみたいです。期会があれば一度訪れてみたいです(^▽^)
そんな緑川さんの世界観を見事に演出してくれているのが「夏目友人帳」のスタッフ一同でした
"ハ"(^▽^*) パチパチ♪
「夏目友人帳」と同様に、やわらかいタッチと色彩で描かれた風雅で趣のある情景と、控えめでやわらかいBGMがその情景を引き立てていて、独特の世界観を作り出していたと思います☆⌒d(*^ー゚)b グッ!!
緑深い杜の入り口に、妖々とたたずむように立っている鳥居は、人と妖の世界との境界線であり目印になってました。普段なら人が寄り付きたくない様な場所なんですけど、ギンと蛍にとってはお似合いの待ち合わせの場所になっていたと思うのです♪
6才の蛍が人でも妖でもないギンと出逢ってから、夏の刹那的な「再会」と「別れ」を繰り返して築いていった2人の関係は、とっても微笑ましく描かれているのです。だからこそ、余計に儚く、切ない気持ちにさせられちゃいました♪

『蛍火の杜へ』で一番のこの名シーンでは…
{netabare}
ギンの胸に飛び込んでいく時に見せた、蛍の最高の笑顔は強烈な印象を残してくれました!
この笑顔の裏には色んな想いが込められていたと思うのです。
大好きなギンにやっと触れられるという想い、いつかこういう別れが訪れるだろうという覚悟、そしてギンにとってそれが良いことだってわかってるって事も…、だからこその「笑顔」だったのかなって思うのです。とっても優しい蛍の笑顔でしたね♪
もちろんギンの表情もとっても優しく穏やかで、きっと蛍と同じ気持だったのかなぁって思います。
その後、蛍の素直な気持ちが涙とともに溢れる姿へとすぐ変わっていきましたけど、本当に胸が締め付けられる思いで観てました。゚゚(>ヘ<)゚ ゚。
また、妖から蛍に向けた感謝の言葉も二人の関係を物語っていましたね♪
{/netabare}
本当に色んな想いが交錯した良いシーンだったと思います☆彡
内容が濃いだけに44分という時間はあっという間に過ぎ去っていく感じでした。この短さが良い意味でより儚い気持ちにさせてくれたのかもしれません♪
「心の隅に大切にしまっておきたい」そう思わせてくれる作品でした(✿ˇ◡ˇ)人(ˇ◡ˇ✿)


■MUSIC♪
ED曲『夏を見ていた』
 【歌】おおたか静流
 ピアノの音色が淋しげで、抑揚のあるどこか懐かしい旋律が心地良いです♪
 映画の余韻に浸るにはピッタリで、しっとり優しい歌声で癒されちゃいました(^▽^)


2012.09.16・第一の手記

投稿 : 2012/09/16
閲覧 : 588
サンキュー:

54

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