(ΦωΦ)華菜* さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
難しい作品でした(´・ω・`)
この問題は"アニメ"っていうだけで片付けられない何か別の問題があって、なかなか評価しにくいと感じました。
まず、原作は小学校→中学校→高校と続くみたいですが、
アニメで描かれているのは"中学校"時代でした。
小学校のエピソードは回想として現れるので、実際登場人物に何があって、その繋がりが出来たのか謎のままでした。
それは尺的な意味なのか、[原作を読め]という事なのか意図が全くわからなかったデス。
そして作中には"性同一性障害"の問題が描かれています。
私はそういった気持ちになった事がないので、
リアルに描かれているのかハッキリわからないですが、
思春期ならではの"性同一性障害"の問題をピックアップしているんだと思われます。
しかし、これは一般的に観ると、
なかなか理解し難い部分があって、観る人によってはアンチ的な評価をする人もいると思います。
ギャグ要素はなく、ずっとシリアスな感じで、
時々昼ドラ的展開もあったりします。
そして、主人公のしゅう君は作品の中で、
女の子と付き合います。
これはどういった意図で付き合ったのか、
原作を読まない限り難しく、アニメだけでは何も理解する事が出来ませんでした。
難しく作りすぎているイメージがデカイです。
私は、批判はしませんが、
これを良し・悪しで評価するのは難しく感じると思います。
主人公のしゅう君は結局、女装が趣味の子なのか、それとも女性を目指す子なのか・・・。
男の子になりたい、高槻さんは恐らく男の子に本気でなりたいと思っている子だと思いますが、その子の恋愛などが描かれていなかったので、実際どうなのかわかりません。
(個人的にさおりちゃんの事が好きなのかな?と思ったりしましたが・・・)
少し気になったので、原作を読んでみようと思いました。
私は性同一性障害の人たちに何の偏見もありません。
実際兄がニューハーフなので。
しゅう君の家族の気持ちなどはわかるようなわからないような。
だからこそ評価しにくいです。
単純にアニメとして楽しみたい方には、おすすめは出来ませんが、こういった問題に向きあおうと考えている人には良い作品なのかもしれません。