とろろ418 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
CLANNADではない別の何か
CLANNADとは全く別の作品と言っていいと思います。
同じだと思ってみると肩透かしを喰らうこと間違いないです。
根本的に世界観が異なることから、制作者が上澄みだけすくって自己流に纏めたのでしょうね。
別の作品として見るなら悪くはないという感じ。
ただ、無理にCLANNADという作品に引っ掛けているのが仇となって、変な浮きが生じています。
例を出すなら、何のために出てきたのかわからないキャラ。
光の玉や町と人との繋がりといった重要な部分までを省いているのになぜそこを処理しなかったのか……。
上記の要素がない時点で既に核が違うのですから、中途半端にならないよう勇気を持って踏み荒らして欲しかったです。
私が受けた印象を一言で表すなら、CLANNADは複合家族、この作品は核家族、といったところで、
前者は生を中心、後者は死を中心に構築されているように思いました。
{netabare}もともと人の生死が絡んでくるお話なので、後者だと作品として暗くなるのは必然ですよね。{/netabare}
この作品に限ったことではないですが、こういった例の場合はスピンオフ作品として異なるタイトルで制作した方が良いのではないでしょうか……?