「王立宇宙軍オネアミスの翼(アニメ映画)」

総合得点
71.9
感想・評価
275
棚に入れた
1129
ランキング
1250
★★★★☆ 3.9 (275)
物語
3.8
作画
4.3
声優
3.7
音楽
3.9
キャラ
3.7

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ネタバレ

masasan さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アニメ創世記作品?昭和のアニメ。

スタジオジブリをのぞいて、このころ、1987年当時は、アニメは完全に子供の趣味の延長でした。(ジブリの作品でさえ、ディズニーアニメと同等、子供の世界と思われていいたふしもある。)それを払拭するのに十分なインパクトがあった。でも当時、友人に「すごいアニメだっ!」とふれ回ったたら、かなり鼻白まれました。当時21歳でしたが「まだ漫画見てるの。」みたいな雰囲気(笑)。

原作がないというか、完全に一から作ったことも恐れ入る。その後のアニメは、原作がないとなかなか作品化されなかったことを考えると、どれだけ時間とお金をかけて作ったかのが、よくわかる作品です。細かい設定(特に小物)にこだわってます。お金(硬貨)は、よく考えたというかこのようなお金はどこかの国にある?発想がすごいなと思います。
(しかし、お金をかけすぎて興行成績が散々だったらしいですが。)

褒めてばかりいると今ひとつなので、いくつか問題点。打ち上げシーン・爆発シーン・戦闘シーンの映像は、実写として今ではYOU TUBEで簡単に見つけられるものばかりです。ほとんどそのまま、アニメ化しただけのものも多いです。戦争マニアだった自分は、ああこれはここからパクったなとすぐに気がつきました。でも震電モドキの離陸シーンは好きです。(余談ですが、雲の描き方はスカイ・クロラと比べるとアニメの進化がよくわかる。)

それでも最後の映像は「おお!」今でも見ごたえがあります。それと台詞も良いですね。あの独特の言い回しは、攻殻機動隊に影響を与えたのではないかとも思ってしまいます。
「文明が戦争を生むのではない。戦争によって文明が作られたのだ。」ここから始まる会話の流れが今でも好きです。みのりんの名台詞にも負けてない!。

音楽。教授ということよりも、設定に合わせてよく考えて作っているなぁといった感じです。車の中で普通にサントラとして聞いてもなかなかです。

森本レオの声は、この後ドラマで本人がよく出てきるようになり、イメージが混同してしまいかなりまいりました。て言うか、もともと声優でしょう。あえて言うなら、これもちょっと失敗だったかも?

庵野のことはこれでファンになって、「不思議な海のナディア」「エバンゲリオン」と続いていきますが、正直方向性が自分の好みとどんどんかけ離れてしまい、かなり失望しました。でも世間の評価は全く逆なようです。

タイトルにありますが、「昭和のアニメ」です。最近はDVD、兼値でも売ってます。ぜひ一度視てください。

ところで、シロツグは無事に地球に帰還できたんでしょうか?

投稿 : 2016/10/23
閲覧 : 364
サンキュー:

6

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