Etzali さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
人は愛するが故に笑い、泣き、そして憎む…。それでも僕は…
(2012/9/9:1週目)
{netabare}1話~9話までは引き込まれるように観ていましたが15話までは少し中だるみ感が個人的にですがありました(^_^;)それ以降は食い入るように観れたので良かったです!
フランツの言葉で印象に残ったのは、「愛しさと憎しみなどは人を思う感情から生み出される」ですね。
モンテ・クリスト伯爵の復讐は人を想うが故に起こった事なのかもしれません…
良い作品でした!まだ観たことがない人はぜひ一度観てください(^・^){/netabare}
(追記:2012/11/30 2週目)
25年前、無実の罪を期せられた伯爵が25年後に復讐相手の家族を巻き込みながら復讐を成し遂げる物語です。
内容は復讐劇だけあって、かなり濃いですが主役は伯爵ではなく、アルベール子爵です。
伯爵の復讐ですが、{netabare}「他人の恨みや妬みと言うものは本人の預かりしらぬ所で密かに成長していくものです。本人が幸せであればあるほど」{/netabare}からもわかるように憎しみを強く抱いています。
ですが、{netabare}ダングラールに復讐を果たす際,伯爵(巌窟王)は毅然とした顔をしていたのに対しエドモンは泣き顔だった{/netabare}ので、憎しみだけでなく友人に手を掛ける事に対する悲しみもあったのでしょう。
そんな伯爵の最大の復讐相手であるアルベール子爵に送った言葉が{netabare}「待て。しかして希望せよ」{/netabare}でした。
なぜ、この言葉を送ったのか?{netabare}「悲しい時に想いが相手に届かず、愛が憎しみに姿を変える時もあるだろう・・そんな時は子供のころを思い出してほしい。傷ついても傷ついても真っ直ぐにしか愛せなかったあの頃を」{/netabare}から思うのは、かつての伯爵はアルベールのような真っ直ぐな性格だった事が窺がえます。
復讐事態は伯爵メインで進みますが、もう一つの復讐(伯爵の大きな復讐の過程として利用された)で観られるカヴァルカンティ候(CV:関智一)の演技力にも目を向けてみて下さい。
伯爵の復讐は絶望、憎しみ、畏怖の念に満ちていたかもしれない。それでもアルベールは{netabare}「貴方(エドモン)のように生きたい」{/netabare}と伯爵の{netabare}死に際{/netabare}に言った。
伯爵の真っ直ぐな愛が何時しか憎しみに変わり、復讐という形で幕を閉じたとしても、それでも僕は傷つく事を恐れずに、かつての伯爵のように真っ直ぐに人を愛する…
以下、楽曲の和訳
(検索したら見つかったので勝手ながら拝借しましたm(__)m)
・OP
{netabare}心にもない残酷な言葉
そして嘘もあった
決して貴女を泣かせるつもりなどなかった
でも愛とは私達を弱くする反面
強くもするもの
そしてまもなく
私は完全に貴女に心を奪われた
貴女に溺れ
自分を見失い 貴女に魅了され
翻弄されて 私は茫然とする
すべては思うままに
だから今宵私は歌おう
全ての友への歌を
二度と会うことのない友へも
昔の友
いまでも敬愛する友たち
そしてもう一度会いたい
友の為に歌おう
貴女が私を愛してくれることを
ただ祈る そして
私を信じてくれることを
私と共に笑い 共に泣き
静かなる時を共に過ごしてくれることを祈る
永久の愛を私に
貴女と私は恋人同士だった
二人の夢が潰えたのは
人生のせいではない
そう友の裏切り
そして私達が結ばれることは
もう決してなくなった{/netabare}
・ED
{netabare}私はもはやかつての私ではない
そして、お前の目にするものは、真実と異なっている
私はお前に会う為に、こうして宇宙を越えてきた
未知なる物を恐れる事はない
お前は気付かないだろう
お前は気付かないだろう
私の一撃までは!
私が一人の男だった時、一人の女性を愛した
しかし今の私は過去から来た化物だ
復讐は時間をかけ慎重にやるのが効果的なのだ
遠からず全ては私の思惑どおりになるはずだ
お前は気付かないだろう
お前は気付かないだろう
私の一撃までは!
お前は気付かないだろう
お前は気付かないだろう
私の一撃までは!
エドモン
私の名を呼ぶがいい
それが私の名だ
エドモン
それが私の名だ!
エドモン
私の名前なのだ!!{/netabare}