とろろ418 さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
既視感が邪魔をして
この作品は、デジモンの映画”ぼくらのウォーゲーム”に酷似しています。(監督が同じ人)
デジモンの登場人物の年齢層を引き上げて大人よりにし、大衆向きにした作品と言えると思います。
(完成度はデジモンの方が高いと思いますが……)
それが悪いわけではないですが、既にデジモンを見ている人には新鮮味が欠け、
30%減くらいの面白さになるように思います。
私もその一人なので、心の底から楽しめるという作品ではありませんでした。
一般アニメへの偏見も透けて見えるようで少し寂しかったですし……。
個の作品としての感想は、整合性に欠ける部分が目立ったという印象です。
数学の天才、OZの設定が曖昧、猫耳(?)、突然の花札勝負、恋の発展。などなど。
仮想世界での出来事なので、机上の空論のようで危機感も薄かったのが残念。
逆に、世界中からのメッセージが力に。という展開はベタですけど良かったと思いました。
既視感が邪魔をしなければもう少し楽しめた作品だったと思います。
既にデジモンを見てる人にはおすすめしません。