macky-TOM さんの感想・評価

2.4
物語 : 1.0 作画 : 1.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 1.0 状態：観終わった

キュゥべえはブレない

面白かったといえば面白かったんだろうけど
ツナンナイと云えばツマンナイ。

ネタ作品としては好きだな。


一応最後まで見たけど、ってレベルです。
ライターが虚淵さんなので
エンディングがどうなるかだけ気になったので
最後まで見たというレベル。


良かったのは音楽全般ですね。
OP,ED,BGM全てアニメの世界観にマッチしていました。

アニメ全部見て分かるOPの歌詞の意味とかね。


あと、主要登場キャラのキュゥべえは最後まで
ブレなかったのは、話を構成する上で非常に大事な点なので
そこは良かった。



ホントにこのアニメで良かったのはこれぐらかな。
それだけでも良かった点があったので
まだ楽しめたのかなぁ。


アニメ制作のシャフトの作品全般に言えるけど
あの演出は見ていて不快だから
ライターの虚淵さんや、うめ先生のイラストは好きなだけに
非情に残念でした。

まさにアニメ制作側の自己満足だわ。


３話が最初の山場だけど、アニメ放送前に
シナリオライターに虚淵さんの名前があったので
遅かれ早かれこんな展開はあるのは予想していました。

結局３話が山場で面白いのも
ネタとしての意味合いが大きいです。


キュウべえの言っていることに間違いはないし、
ギブアンドテイクの対等な関係であるはずなのに
ヒロインたちが自分勝手に都合の良いように解釈して
自分たちの心を壊していくだけ。

そして皆が助けようとして、結局は破滅していくだけ。

ほんとにただそれだけのアニメ。


そう言うわけで、まどかとマミ以外のヒロイン達は
全くもって好感が持てません。

ヒロイン高感度は

マミ＞まどか＞越えられない壁＞杏子＞さやか≧ほむら


マミに高感度がまだあるのは
自分の願いを叶えるタイミングが非情なのと
この世界の魔法少女として戦っているから。

次がまどかなのも、
叶えたい望みが無かったことや
周りが必要以上に魔法少女になるのを止めるからだけで
最後まで魔法少女にならなかったから。

あとはもうキャラとして気持ち悪いです。


結局は虚淵さんが考えた魔法少女の在り方。
人に無い力を持った時点で
人として破滅して終わっていくだけ。


魔法少女は魔女になるまでの年頃の女の子たちを指すと
キュゥべえが言ってたのは完全に同意。

魔法少女て響きは夢があるかもしれないが
魔女になると陰湿なイメージだもんな。



あと、過去のループ世界ではほむらより先に
魔法少女になっていたまどか。
このまどかは何を願ったんだろうねぇ。

まぁ答えはアニメＤＶＤ・ＢＤに初回限定で付いてきた
ドラマＣＤに答えがあるらしいんですが。

ホント、このシナリオはアニメ本編で
きっちり描いて欲しかったな。







あと、この作品を見終わってから改めて思った。
虚淵さんはオリジナルのシナリオ書いたら
そんなに面白くないんだなぁと。