みかみ(みみかき) さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:途中で断念した
4話断念
お下品系ファンタジー…だが、似たような括りの『鬼畜勇者』に比べると、見るのがだいぶ辛くない。
辛くない理由は下記の通り
1.もしこれが「偉そうな奴が、スケベ」という演出だと、迷惑なセクハラオヤジを想起させてしまう。しかし「快活で愛すべきアホ」という文脈のエロ主人公は中高生のウブさのほうが前面に押し出されるため、そこまで不快ではない
2.キャラ造形が、よくも悪くも、ドタバタコメディーの典型の範囲内におさまっている。そのため、キャラについての積極的な快/不快といった感覚が生じにくい
3.下品ではあっても、個人的には、ここまでならギリギリ許容可能な範囲のエロ描写。数話しかみてないからギリギリアウトな描写が出てくるかもしれないが…
また、いくつか、ギャグとしてややツボだった表現もあり、ギャグとしてのクオリティはそこそこにいい感じの点もあった。
ただ、個人的には、やはり、こういうエロ系がメインの話はあまり好きになれない。『鬼畜勇者』ほど不快ではないものの、やはりある程度は観ていて首をかしげたくなるシーンも少なくない。2012年現在の日本だからゆるされているものの、50年後の日本においてはちょっとこういう表現は生き残っていてほしくないな、と思う。
それはエロ禁止しろって言ってるんじゃなくて、男女の性欲が対象的に描かれていない作品というものになくなってほしいな、と思っている。
本作はどう擁護したところで明らかに「男の性欲」がベースである。この作品のなかに『となりの801ちゃん』みたいな描写が気兼ねなくがんがんと盛り込まれるようになってきたら、だいぶ救いがある…っていうか、救いがあるどころか、わたしはそういう作品が出てきたら「傑作エロ作品キタァーーー」と叫ぶかもしれない。