りんご さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
誰の願いも叶わず。
{netabare}とがめと七花のイチャイチャしているシーンが好きで、
彼らのハッピーエンドを疑わなかった為に、
最終話を見終わった時の余韻はすごかったです。
正直、後味は悪かった。
けれど作品のマイナス評価になることではない。{/netabare}
これも西尾スタイルとして、ひとつの結末として、
素晴らしい作品でした。
花になぞらえた七花の技の名前のセンス、
1話ずつ変わるED曲、その演出、
相変わらずの言葉遊び、漢字の使い方、
それぞれの変体刀の能力、持ち主、所持している理由、
それを手に入れる為のとがめの奇策、
七花が刀として強くなり、人間として成長する姿……
気に入ったところを上げたらキリがありません。
悪刀「鐚」の回のノベルゲーム風と
シューティングゲーム風の演出は非常に面白かった。
残念な部分はアニメで描ききれなかった部分があったところ。
とがめの目(推測は出来るが)、
右衛門左衛門と鳳凰の関係、
薄刀「針」の所有者、錆白兵との戦いが描かれなかったことが
一番残念でしょうか。
七花ととがめの語りだけで終わってしまった時は、
後に描かれる何かの為の演出なのかと思ったら、
本当になにもなかった……。
一番楽しみにしていた対決であった為に非常に残念。
もっとときめきたかったな。
お気に入りのキャラは真庭人鳥です。
何あのキャラ!可愛いすぎる!
広橋さんのたどたどしい演技がまた可愛かった。
気に入っていただけに彼の悲しく残忍な結末は悲しかったです……。
見終えた時の私のメンタルが八つ裂きになっていたような気分。
それでも、1話50分はあっという間で、
ボリューム、構成の綺麗さ……文句なし。
もう一度書きますが、
これも西尾スタイルとして、ひとつの結末として、
素晴らしい作品でした。