粟島二武 さんの感想・評価
4.0
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
タイトルなし
前半は災害のシミュレーションに基づいたサバイバル劇をメインとし、後半(第8話以降)は未来が弟(悠貴)の死を受け入れることができない状態で家までたどり着く過程がメインとなる。一見すると、悠貴はそのまま生き残って姉について行っているように見える。悠貴は未来による幻想ともとれるし、未来のためについていく霊体ともとれる。
第8話での、現実を受け入れることができない未来による現実と夢の混在、それ以降繰り返される未来の中での(弟の死の)フラッシュバックの表現が見事だった。見事すぎて一回目の視聴でトラウマの様になってしまったが、二回目に改めてみるとその表現のうまさがよくわかる。