無毒蠍 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
今度のルパンの獲物は捕らわれのお姫様!?
クラリスがやばい可愛い!
気品があって気高くて優しいクラリス。
もうルパンをはじめ色々な人間がその魅力にメロメロです。
島本須美さんが演じるキャラは本当に私のツボを刺激します!
お嫁さんにしたくなるようなキャラが多いですよ。
そして山田ルパンの笑い方が最高!
あのひき笑い気味の塩梅が絶妙なんですよ。
憎めないキャラを演出するのに重要なポイントになってますね。
今度の獲物は金銀財宝といったお宝の類ではないんですよ、
それはある意味お宝よりも眩い輝きを放ちます。
ルパンにだって恩を感じる心もあれば義理を果たす道理もある。
今回の仕事は言ってしまえば「あの時の借りは返したぜ…」といったところでしょうか。
欲と憎悪にまみれた偽装結婚…
クラリス一人を助けるために敵の根城に単身攻め込み親玉を破滅へと導いていくルパン。
ルパンをねずみとあなどったのが運のつき!
伯爵が招きいれたのはねずみではなく気高き姫の願いを叶える魔法使いだったのです。
駆け出しのころ調子にのって手を出したカリオストロ城でなめさせられた苦汁。
ルパンにとって過去の清算の意味合いもふくまれてそうだね。
今回の仕事はルパンの仕事とあってか次元&五右衛門はあまり出張ってきませんね。
最後に活躍しますが、メインは確実にルパンです。
女だろうとお宝だろうと一度狙った獲物は逃さない!
ルパンの意地とプライドを賭けた大勝負は見応えばっちし。
もちろん銭型も活躍しますよ。
伯爵の悪事を知ってしまった銭型はルパンと共同戦線をはり伯爵を追い詰めます。
最後にはルパン作品屈指の名台詞も残してくれますしねw
伯爵のお城でガチャガチャっとバトルするわけですが、
これが見応えあって楽しいです。
ルパンらしい潜入に変装なんかが観れたのもよかった。
様々な小道具を駆使するルパンですがうまくいかないこともあるんですよね、
でもそれは道具のあつかいがうまくいかなかっただけで目的的にはうまくいってしまうというw
まさに終わりよければすべてよし!というやつですな。
ルパンもクラリスを守ろうとしますが
クラリスも必死にルパンを守ろうとするんですよね。
肝の据わったお嬢さんだ。
最後クラリスとお別れするときもいつものルパンじゃなかったような気がする。
次元の「残ったっていいんだぜ?」というジョークに反応することすらなかったという…
でも不二子にはすぐさま反応してたなw
女で出来た隙間は女で埋めるしかないのか…勉強になるなぁ。
宮崎駿版だからかとてもロマンスあふれる作品になっていましたね。
個人的にこういった作品は大好きです。
前作の複製人間と比較しても傾向が違いすぎて面白いね。
前作はちょいミステリー色が濃かったし。
最後クラリスがきっとまた会える的なことを言っていましたが、
ぜひルパンと再会してもらいたいね。
【A+85点】