takun92bab さんの感想・評価
3.5
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
音楽や演技はよい!ストーリーは、、、、、
1期は作画やキャラの扱いの差が激しいなど不評があったがために、2期が出来た。それは1期の続編ではなく完全なオリジナルストーリーが組まれた。
まず良い点から並べたい。OPはよく、カラオケでも歌ってしまうレベル。ノリが非常によい。また、作画も安定していて、前作よりはマシになっている。そして、アニメに登場している黒板ネタは絶望先生の作者が書いているので見所である。
で、悪い点。
このアニメに関して、原作が非常に好きな人はがっかりするのは確実。私もその一人であるが、まずパクティオーカードの役割がまず全然違うところから留意したい。「コピーカード」や「魔法供給」という原作での概念がなく、仮契約した後、契約者は自分で魔力を受け取ることができず、全て運に任せている。そして三回に一回という確率で、全く魔力を得ず「カス」となってしまう。この設定は間違いだと思う。ネギまの素晴らしいところは生徒たちが自らの力で立ち向かいそれによる成長なのに、運で力を決めるとはどうなんだろう。最後には、運に任せているキャラクターたちに成長を見ることは出来なかった。
また、キャラクターの設定も違う。例えば、刹那の設定は大きく変わり、木乃香とは最初から一緒に行動している。一方、まき絵の扱いは非常に悪く、同情するレベルにも達する。作者は気に入っているみたいだが、少しやりすぎ。そして、メインヒロイン明日香はアホさが増し、高畑先生が好きだったのに突然チュパカブラにはまる。微妙ですよ~
最終的には、一貫せず、脈略がなく、なんとかなく流れが悪かった。終わりも微妙で終わり。これは、たぶんストーリーがよくなかったからかもしれない。
確かに、2期はオリジナルであり、面白い場面もあった。だが、原作にあった設定をあまりにも変えた。とくにカードの役割を変えたところが私にとって大きく2期の評価を落とす原因となった。もしかしたら、2期を原作の前に見てたら、原作との区別なしに、このアニメに対する評価は変わったかもしれない。ただ、運に任せるというところには共感できないのは確かだ。