かしろん さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
今一歩足りない
白浜坂高校に通う宮本来夏。声楽部に所属する彼女。
だが、前に起こしてしまったコトにより、彼女は部活顧問の教頭より舞台で唱うことを許されていなかった。
歌が好きでそれを諦めきれない来夏は動き出す。友人たちを巻き込んで。
笑ったり、泣いたり、唱ったり。
P.A.WORKS製作のオリジナルアニメーション。
等身大の高校生たちが紡ぐライトな青春群像劇。
悪くはないが、なんか今一歩足りない感がする。
P.A.WORKS製作の青春モノというと「花咲くいろは」が頭に浮かぶが、アレほど設定が突飛ではない分、ストーリーとして食いつき辛い。
音楽が中心の青春モノで最近だと「坂道のアポロン」が頭に浮かぶが、アレほど音楽面でグッっと惹きつけられるものは無い。
作画が綺麗で丁寧な青春モノだと「氷菓」が放送中だが、細かい仕草や演出面で劣る。
なんというか、こじんまりと纏まって感じるのだ。
それぞれの夢や希望や悩みなんかを高校生らしい等身大なものとして描かれているので、何かを突出させるとそのバランスが壊れてしまうので仕方がないのだが、見ていて何かが残る感があまり無い。
セリフ回しなどの等身大らしさは巧いのだが・・・
歌の巧い声優で固めてることだし、ラストに合唱でグッっとこさせてくれることを期待したい。
ところで、凄い引っかかるエピソードなのだが。
紗羽、大事なサブレを舗装路で走らせてたが、コレはアリなのか?
一応、騎手を目指そうとしてるわけだよなぁ?