さにーと さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
kalafinaの曲が凄く良くってですね…
深夜の再放送で見ました。
内容は癒し系かな?少し切ないけどそんな感じがしました。
戦後設定、最初は国境を守る小さくて平和な部隊にカナタと言う女の子がやってきてこのアニメは始まります。
部隊というくらいですから、カナタは軍人さんです。
周りの部隊の皆も女性軍人です。
一応。
最後の方までかなり一応軍人、という感じです。
そんな一応軍人な皆のほのぼのちょっと波乱あり?な日常を描いたのがこのソラノヲトです。
キャラの事は皆さん書いてるので放っておくとしましょう。
私はそんなにけいおん!に愛着ないので気になりませんでしたし。
このアニメの良い所は何と言っても音楽ですよ。
まずOPにkalafinaの『光の旋律』、EDに戸松遥氏の『Girls, Be Ambitious』
アニメのOPってほのぼの系ならどれもポップだと思うのですが、さすがkalafinaさんですよ、凄く荘厳な感じです。
圧倒的な歌唱力ですよ。
EDは逆に悪くない感じのポップな曲です。
でも、やはりkalafinaさんが凄く印象に残りました。
他にも挿入曲がいくつかありましたが、どれもアニメの雰囲気に合っていて心地いいんです。
カナタが絶対音感のようなものを多分備えているからなのかタイトルにオトという文字があるからなのか、アニメではあまり気を遣われていない気がしてならない音楽という面がとても良かったです。
ストーリー的には、やっぱ戦争って恐いのねという思いが強くなりましたね。
ソラノヲトは戦後設定なのにノエルもフィリシアもリオも皆戦争の恐怖が心に残っている気がしました。
皆普通に生活しているから自分たちも流れに乗って進まなくてはいけない、と感じているものの心がついていかないみたいな…
最後は敵国の兵士を助けたことで部隊が自国の軍隊に捕まりそうになるのと同時に国境に敵兵が攻めてきたので大きく展開しました。
でも、ソラノヲトは戦後です。
このまま戦争を繰り返すわけではないのですよ。
それがこのアニメの良い所な気がします。
平和な解決の為にリオが敵国の偉い人と結婚して同盟国みたいな感じにして解決するんです。
ただ、、結局リオが身を削って(?)本当はしたくない事をして解決するのが気になるんですよ。
リオは部隊に戻ってくるから良い!みたいな終わり方になってるんですけど、そんなもんですか?
じゃあ今後リオに好きな人が出来たらどうするの?
国と国をつなぐパイプになったリオは身動き取れなくなっちゃうではないか…
そんなのひどくないですか?
皆戦争しなくて良かった~
結婚相手が良い人でリオが戻ってきて良かった~
って感じでハッピーエンド雰囲気出てましたけど
リオの決断かなり大きいものだよ?
離婚とかそんな簡単に出来ないよ?
な~んて思ってしまう。
でも、そんな感じだからこそ先ほど良いと言ったkalafinaのOPが凄く生きるんですけどね
だからこれはハッピーエンドとは言い切れないかな。
中途半端でもないけど。