四角 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
スポ根信仰へのアンチテーゼ
スポーツ漫画の定番と言えば、「努力」と「根性」そして「勝利」はその副産物ですが、この作品では「勝利」することそれこそが絶対的な価値あるものとして描かれます。
それを最もよく表すセリフが作中にあります。
「勝つとは すなわち…」
「負かす事 蹴落とす事 つまずいたヤツを踏みつぶす事
ドブに落ちたイヌを棒で沈める事
ぱっくり開いたキズ口に塩をすり込む事」
「勝ち残るとは屍を超える事だ…
決して美しい事じゃない
むしろ残酷な事なんだそれでも頂点に立ちたいと言うのなら」
「鬼になれ」
なので、この作品では「勝利」するためなら敵も味方もかなり際どいプレイ(もちろん反則も)を行っています。
そういった意味で現実離れしている部分もありますが、逆にそこがこの作品の魅力でもあります。
カイジやアカギが好きな方、スポーツ作品が好きな方に絶対オススメの作品です。