ふりーだむ さんの感想・評価

3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

ファミレスを舞台にゆかいな仲間たちが繰り広げるコミカルな日常を描いています。

北海道某所のファミリーレストラン「ワグナリア」。ひょんなことからそこでアルバイトをはじめることになった、小鳥遊宗太。そこには様々な個性を持つスタッフたちが日々楽しく忙しく騒がしく働いているのだった。そんなファミリーレストランの日常を描いたほのぼの日常ストーリー。

登場人物はとにかく個性的「すぎる」面々。
小鳥遊くん：ちっちゃくて可愛い同じ学校の先輩・ぽぷらに誘われワグナリアでバイトをはじめるちっちゃい、可愛いもの好きの高校生。さらに家でも女ばかりの姉妹に振り回される悲しいやら嬉しいやらの主人公
ぽぷらちゃん：偶然出会った小鳥遊くんをワグナリアに誘った張本人。高校生とは思えぬ身長の低さをコンプレックスに感じている。
まひるちゃん：父親のせいで極度の男性恐怖症になってしまった女の子。男性が近づくだけで殴ってしまうが、根は気がきく良い子。
八千代さん：ワグナリアのフロアチーフ。実家が刃物店というだけで仕事中も何故か帯刀している。幼き頃、杏子に助けられ、それ以来慕い、面倒を見ている。
杏子さん：雇われ店長。とにかく何もせず、食べているだけ。
佐藤：キッチン担当。無愛想だが唯一の普通の人。八千代さんに密かな好意を抱いている。
相馬：キッチン担当。自分のことは秘密主義。他人の秘密を探るのが得意で他人の不幸が大好き。しかし、近寄っただけで殴られるまひるは苦手。
音尾：マネージャー。行方不明の妻を全国に探し回っている。時折戻り、杏子にお土産を買ってくる。
山田：音尾が連れてきた名前も偽名な「謎」の少女。ワグナリアの屋根裏部屋に住み込んでいる。
松本：フロア担当。以上に平凡さを求める高校生。
と、まぁ、個性的なワグナリアの人たちに加え、負けずに個性的な小鳥遊家の姉妹たち。

ストーリーはレストランの日常ではなく、人間関係を描いた日常もの。しかし、ほとんどがまひるの「男性恐怖症を治す」ことに費やしています。
スタッフのボケ（？）に小鳥遊くんの軽妙なツッコミでコミカルに物語が進み、その中に、様々な恋愛模様などを折込み、テンポよく、非常に見やすい作品でした。
しかし、男性客を見境なく殴る店員、本物の刀を持ち歩く店員、そして、非合法的に問題を解決する店長。この面々で営業していけるのだろうか？といらぬ心配をしつつ、このあと見る2期に期待しています。

個性的なキャラたちの行動を楽しみつつ、その不思議な人間関係にやきもきしつつ、色々な楽しみ方のできる作品ですね。
13話ながら内容も濃く、楽しませていただきました。

続けて２期を見たいと思います。