Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
(レビュー初投稿)「家族は一緒じゃなくちゃ・・・」←この思いを貫き通した作品でした^^
あにこれ入会初期の放置プレイ中に視聴した作品です^^;
この物語の主人公は、大学生の瀬川祐太(せがわ ゆうた)。彼は幼い頃に両親を亡くし、姉にここまで育てて貰ってきました。
そのため、彼にとって姉とは「たった一人のかけがえのない家族」なのですが、その姉がバツ2で子持ちの人と結婚する事に激怒してから数年後・・・姉の家族が一人増え、円満な家庭が築かれていく中、旦那への嫉妬心がくすぶり続けている・・・
そんな状態からこの物語は始まります^^;
裕太は、ある日突然アパートにやってきた姉から中学生の空ちゃん、小学生の美羽ちゃん、3歳のひなちゃんという3人の娘と留守番をして欲しいと頼まれます。
自分の介入で姉の幸せな家庭が壊れることを懸念し距離を置いてきた彼ですが、実際に引き受け、姉の家族と一緒の時間を過ごす事で自分の考えに過ちがあった事を悟るのです・・・
ここまでは、非常にアットホームな展開で物語が進んでいきます・・・
そのため、この直後に待ち受けていた急転直下の展開は・・・最も想像したくない展開でした^^;
生活力の無い3人の娘たちを残し、姉と旦那さんが亡くなってしまうのです(;_;)
そしてこの後に繰り広げられるのは、子供の気持ちを無視した大人の都合による今後の話・・・
3人は一緒に居たかった・・・手を取り合っていたかった・・・両親をいっぺんに失ってしまって・・・その傷だって癒えていないどころか、悲しむ事すらできていないのに・・・
「それがあなた達のためだから・・・」という物事の本質を捉えていない大人達の勝手な言い草は、3人の間を引き裂くモノでした・・・
「俺のところなら、3人一緒でも構わないぞ・・・」
生活力が無いのは裕太も同じ・・・けれど、どんな時でも、家族は一緒じゃなきゃ、と姉が裕太にこれまで実践してきてくれたことそのもの・・・
高校生だった姉は自分をここまで育ててくれた・・・姉が一緒じゃなかったら、きっと今の自分はいなかった・・・
裕太が自分と同じ境遇に陥っている3人にかけた言葉は温かったですね^^
きっと気持ちの中でお姉さんの後押しがあったのでしょうけれど・・・^^
こうして、6畳一間のアパートで4人一緒に暮らす生活が始まって・・・物語が動いていきます^^
6畳一間で4人が生活する・・・みんな就学中で、しかも年頃の女の子と一緒・・・
波乱万丈な展開は容易に予想できましたが・・・やっぱり序盤から色々と大変です^^;
そして、生きていく上で大切な事・・・「人を頼る」事を4人は身を持って知っていくのですが、そのプロセスがとても気持ち良かったと思います^^
「ただいま」「お帰りなさい」「いってらっしゃい」という普段の何気ない挨拶に温かさを感じたり・・・
「家族のために何かしてあげたい」と感じたり・・・
何より3人は裕太と一緒にいたいし、裕太も3人を離したくない・・・
この不変の気持ちが根底にあるからなのか、彼らの波乱万丈の先には、ちゃんと救いの手が待っているのです^^
それも、普段の行いの賜物なのでしょうけれど・・・^^
しかし、空ちゃん、美羽ちゃん、ひなちゃん・・・みんな個性的で魅力的なキャラでした^^
因みに私は空ちゃん派でした(//∇//)
一番目線が近いと感じたのが推しの理由だと思います・・・素直に彼女の思いを応援したくなりました^^;
小悪魔的な美羽ちゃんや、破壊力がボスキャラ並の可愛らしさを誇るひなちゃんも相当人気はあると思いますが・・・^^;
4人以外にも魅力的なキャラが登場するので、1クール13話はあっという間でした^^
でも、原作はまだ続いているようです・・・みんなの行く末ってどうなるのでしょう・・・?
裕太と莱香さんとの関係は・・・? 空ちゃんの思いは?
うぅ・・・気になります^^;