plum さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
いわずと知れた押井守の出世作
1984年公開。高橋留美子原作「うる星やつら」の劇場版オリジナルアニメ。
押井守の出世作と言われています。
アニメーション作品としては、間違いなく名作の部類に入るでしょう。
小学生の頃はあまり記憶に残らなかったけれど、
いま見ると、その凄さがよく分かり、評価が高いのも納得する。
自分もかなり好きな作品です。
ただ、原作がある作品ということを考えると、この作品には疑問を感じます。
これって押井守の世界に、うる星やつらのキャラを放り込んだ感じなんです。
きっとうる星やつらのキャラじゃなくても、成り立つストーリーだと思う。
例えば、奇面組で同じストーリーをやっても、全然問題なさそうですよね。
まぁ、本作を見た高橋留美子が、感性が違うと言ったのも分からないではない。
それにしても、ある意味最終回ネタとも言えるこのストーリーは、
原作モノとしてやっていいことか、という点では大いに疑問を感じます。
なんて、全然意識せずに、例えとして奇面組を挙げたけれど、よくよく考えたら
ハイスクール奇面組の最終回(1987年)はループオチでしたね。
(以下蛇足)
本作を見た後、久しぶりにTV版ののOP/ED集を見ました。
いま改めてみると、いい曲が多くてビックリ。
ひとつ、どこかで見たようなEDだな・・・と考えていたら、true tearsのEDだ!
true tears見たときに気付け、ってね。
あ、true tearsの西村監督って、うる星やつらの演出してたのか。