「新機動戦記ガンダムW[ウイング](TVアニメ動画)」

総合得点
72.8
感想・評価
572
棚に入れた
3276
ランキング
1096
★★★★☆ 3.8 (572)
物語
3.7
作画
3.6
声優
3.9
音楽
3.9
キャラ
4.0

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ネタバレ

papa0080 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

断固たる決意!

富野監督の手から離れたガンダムのひとつ
絶対的な地球の権力に対し各コロニーは対抗策として高性能MSガンダムを5機地球に送り出し
地球軍組織OZの軍事拠点を攻撃、無効化し地球の勢力の弱体化を図った

各ガンダムに搭乗する5人のエージェントはいずれも個性的な面々が揃っている
基本的に美男子なため女性人気を狙ったガンダムなどと揶揄される事もあったが
物語を見ればそのような事は感じさせず、各エージェントは信念の元に行動する
とても魅力的なキャラクター達となっている

登場するMSは特徴的な5機のガンダムに加え、未来予知能力のシステムを搭載する
革新的な2機のMS、殺人的な加速により搭乗者が居なかったトールギス
量産MSのリーオーや、無人操縦機能を持った、トーラス、ビルゴ等
デザインは各ガンダムは主役機に相応しい格好良さがあるし、トールギスも高い人気がある
量産MSもいかにも量産機といったリーオー、エアリーズ、トーラス等、味がある物が揃う

{netabare}キャラクターの中で特に意志の固さを感じさせるキャラクターが2人いる
その一人ヒイロ・ユイはOZの罠に嵌り和平派の地球高官を殺してしまう
その際自己の起こした問題に対してけじめとして全ての遺族に謝罪してまわる
以降の行動をおこすのはまず、ここから始めなければならないという考えの元の行動だった
その際には殺される事もかまわないという覚悟をもち遺族に会っている
真摯な行動とやさしさ、意志の強さを見せられるエピソードである
もう一人の人物は初めはただのお嬢様だったが父を亡くした際に自己の本当の素性を知り
その事と時代の流れ、育ての父のコロニーとの和解の道を継ぐために
完全平和主義の王国、サンクキングダムを復興させ
どのような脅しにも屈しない強さを持つ者に成長した、リリーナ・ピースクラフトである

以降、この完全平和主義を実現するためにOZ総帥トレーズ・クシュリナーダ
兄であるミリアルド・ピースクラフトは戦争の愚かさを伝えるため最後の戦争を起こす
これは悲惨さを知らしめるため多くの人間をも犠牲にする大量破壊も辞さない物だった

これに対して各人様々な経験をし、信念を改めたガンダムのエージェント達は合流し
同じ目的をもって自分達に出来る行動、大量虐殺を止めるため行動する

この物語は一見薄っぺらいがその実とても強い意志を持つ者達を描く事に見事に成功した
{/netabare}

投稿 : 2012/08/21
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サンキュー:

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