papa0080 さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ガンダム映画の名作
逆襲のシャアから30年の時を経てガンダムが蘇る
2時間の映画作品として非常によくまとめられ
OP、EDの曲や各テーマ曲は耳に残る良い出来になっている
ストーリーは規模的には大きな物でないが逆にコンパクトに纏められ良い結果になり
初代ガンダムの民間人が戦争に巻き込まれてゆく感覚をさらにリアルに描いた
主人公シーブックだけでなくその友人達、親と離れた子供達が彩りを加えている
この点も初代ガンダムに通じるところがあるように感じた
連邦のMSは旧式になったジェガンに小型化された新型機が少数登場
対して敵方のクロスボーンバンガードは全てが小型高性能化された新型機
MS戦においては連邦は一方的に劣勢を強いられた
主人公機のF91ガンダム(正式にはガンダムではない)は小型高性能化された
最新式の試験機で新しい機能が豪華に使用されているため
クロスボーンバンガードの機体さえ性能面では大きく優位に立っている
しかし試験機ゆえに信頼性やメンテナンスのパフォーマンスは悪かった
本来はTVシリーズとして企画されたが結果は映画作品になった
そのため良い面が凝縮されたのかガンダム映画として名作と言っていい出来である
余談になるがこの作品の後日談が漫画クロスボーンガンダムとして作られ
そちらの人気は上々であり、映像化を望む声も挙がっている