plum さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.5
作画 : 2.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
描こうとしたものは好きだが、色々と安っぽく感じる
■13話(地上波最終話)まで視聴
最終話は、田中敦子さん演じる、伊織ママのインパクトが強すぎました(笑)
怒った声が、まんま少佐じゃないですか!
そりゃ少佐にあんな剣幕で怒られたら、土下座して謝るしかないじゃない・・・。
ストーリーに関してはまだ終わっていないので評価はしませんが、ひとまずの最終回だとしても面白みに欠けましたし、続きが待ち遠しくもない終わり方でした。
ストーリー以外の点では、作画にすごく安っぽさを感じました。まず、キャラクターデザインが”けいおん”と全く同じ。この作品にけいおんのキャラが出ても、全く違和感ありません。キャラクター原案が同じ方だからと言えばそれまでですが、原案は同じでも、制作会社によって色が出ると思うんですよ。例えばキャラクター原案が同じ武内崇さんであっても、ufotableのFateシリーズとP.A.WORKSのCANAANではかなり違いますよね。また、クオリティーに関してもSILVER LINKが同年に制作した黄昏乙女×アムネジアと比べると、格段に劣っていたと思います。予算が低かったのかは分かりませんが、これではBDはあまり売れないだろうなぁと思ってしまいます。
あと気になったのは、稲葉の声(沢城みゆきさん)がキャラに全く合っていないこと。年齢に相応しくない声で、いつも違和感を感じていました。これはもちろん声優さんの実力云々ではなくて、ただ合っていないということです。
この続きは、心機一転頑張って欲しいものです。
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■7話まで視聴
”人格入れ替わり”から”欲望開放”へと移りましたが、なかなか面白いです。
この欲望開放で最もやっかいなのが、単純に”ふうせんかずら”のせいにできないところ。欲望開放により起こした行動や、発した言葉。それは、自制心が働かなかっただけであって、心の中にはある思いだから。「ふうせんかずらの欲望開放のせいだから仕方ないよね。」とはならないんだよね。それが、ふうせんかずらの楽しむ要素なのかもしれないけれど。
それにしても、誰でも衝動的に発してしまった言葉で、相手を傷つけてしまったり、後悔した経験はあるよね。それが更に自制が効かなくなったら・・・と思うと怖いよなぁ。
ラノベ原作ではあるけれど、必要以上にエロ・萌えもなく、シンプルな作画を含めて好印象です。