奈悠 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ノエイン・・・この作品を認識確定させないと・・・
全24話。「ノエイン」とは、ギリシャ語で「認識」。量子力学を絡めたお話。
どんな話だったか思い出すためちょっと見るつもりがつい最後までまた見てしまった。
では、どんな感じのお話っていえば説明が難しい。けどついつい見ちゃう。これどう伝えれば・・・
某アニメでも良く出てきた「世界線」を絡んだお話といえば分かりやすいか?
この作品では
『人々はお互いに存在を認識しあう事によって、また不確定な未来の人生は自分がこうありたい!
こうしたい!という願い(人の意志)によって確定していく。』
これは特別な能力ではなく、皆が持っている力であるんだけど
主人公であるハルカが特別な能力「龍のトルク」によって上記を確定する能力を有している。
何言ってるかわからない・・・?例えば今このレビューを見ているとする。
見てる人がどう感じてその結果「サンキュー」を"押す" or "押さない"は
見てる各個人の判断で確定されるけど、ハルカが"押す"という「世界線」を
願いそれを認識するとそれが確定され現実になるって事。
郡山『子供の頃って直感だけで生きてたんだよな。
大人になって社会の仕組みを知るにつれ、知恵だけでいきるようになるんだよ。多分さ。』
子供の頃って何もかも純粋に楽しめたと思う。
嫌なら嫌でやらないし。好きならとことんのめりこむ。
作画が・・・内容が難しいからっていう先入観(事前情報からの知恵)によって
見ると純粋に楽しめないと思う。直感で嫌いなら見なければいいと思うよ。
興味が沸けば自然といろいろと知りたいと思うだろうしね。
だけど、上記を踏まえるとこんなレビューも1つの知恵をつける道具でしかないから純粋に楽しむという
楽しみ方を奪っているかもしれないという矛盾にも・・・。
作画について、こうも考えてみる。
各話や場面での作画の違いは、ハルカが望み確定した物だと。ぶっちゃけ、監督なんだろうけど。
粗を探すんじゃなく、設定を含めた上でこの作品を楽しむのもまた一興かな。
最後に
ノエイン ~もう一人の君へ~
僕の大切な人を奪いにきたのは、僕だった
この意味を最後まで見て是非感じてほしいです。
こんなお話
『約束したでしょ、一緒に家出するって。ユウの行きたいところへ一緒に行こう・・・』
函館に暮らす少女ハルカの春休み。ある日、ハルカは教会の尖塔の上に青く光る雪に包まれた男を目撃する。男の正体は15年後の世界のひとつ、“ラクリマ時空界”からやってきた竜騎兵「カラス」。彼はハルカの幼馴染のユウの成人した姿だった。
15年後の世界、そこでは高度な科学力で人類の世界を保とうとする“ラクリマ時空界”と、全時空の消滅を図る“シャングリラ時空界”の激しい戦いが繰り広げられていた。圧倒的な力を誇るシャングリラの攻撃にラクリマが耐えきれなくなるのは時間の問題だった。シャングリラの侵攻を止める“鍵”=「龍のトルク」の存在を探りあてたラクリマ司令部は、それを捕獲すべく15年前の世界にカラスたち竜騎兵を送り込むのだった。
ハルカ12歳の夏休み。受験勉強に追われ、ふさぎ込むユウにハルカは「家出するなら一緒にいってあげるよ」と伝える。そんな二人の前に再び青く光る雪が舞い、カラスが現れる。
ハルカの首元が淡く光りはじめる。「まさか、『龍のトルク』が…」愕然とつぶやくカラス。
絶望の未来を救う“鍵”を持つ少女ハルカは未来を変えられるのか?ユウとカラスの選択は?
時空を超えた運命が、今動き出す――。
(公式より引用)
OP「Idea」 eufonius(4th Single)
ED「夜明けの足音」 solua(1st Single)