plum さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
梅津ワールドはここから
GEOのアニメコーナーにアダルトというコーナーが。AVコーナーでもないのにアダルトって何だろう?と思っていたら、そこで目に付いたのが梅津泰臣という名前。メガゾーン23のあの人だ。それ町のOPやってたなぁ。なんて思いながらなんとなく借りました。
1998年製作。原作、監督、脚本、絵コンテ、演出、キャラクターデザイン、作画監督が梅津泰臣。アダルトゲームメーカーがアニメブランドで出した作品のようです。ちなみに私が見たのは、エロをカットしたINTER NATIONALバージョン。アメリカではなかなか人気があるようで、ハリウッドで実写版を製作中とか。
さて、これを見てパッと思い浮かんだのは、LEONでナタリー・ポートマンが演じた少女。こういう作品、大好きです。主人公は、幼い頃から殺人術を仕込まれた女子高生。西洋の建物に日本語の看板があるような、ちょっと不思議な街。そこで繰り広げられる復讐と幼い愛情の物語。見所はなんといっても、派手なガンアクションです。ホントによく動くし、また動きのセンスがいい。物理法則を無視していても、重要なのは見ていて楽しいかどうかです。いや、それはないだろう、ってシーンもあるんですけどね(笑)
結末はちょっと驚きましたが、見直してみると、伏線はチラチラとあったんですね。
世界観、アクション、クオリティの高い作画。アダルトアニメという、恐らく低予算だったであろうことを考えると、このレベルの作品ができたことは、凄いことだと思います。
この作品が切欠で、続編の「KITE LIBERATOR」、「MEZZO FORTE」、「MEZZO」と、梅津作品を見ることになるのでした・・・。