「鋼の錬金術師 [FULLMETAL ALCHEMIST] 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星(アニメ映画)」

総合得点
67.4
感想・評価
425
棚に入れた
2585
ランキング
2486
★★★★☆ 3.8 (425)
物語
3.7
作画
3.8
声優
3.9
音楽
3.7
キャラ
3.9

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ネタバレ

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

命というテーマはこの作品でも B+

鋼の錬金術師(第2期)の劇場版。
エドとアルの運命に直接関係する話ではないので、挿話という位置づけになるでしょう。

ある日、中央刑務所に服役中の囚人が脱獄を図り、その途中、エドとアルの2人と顔を合わせることになります。
脱獄者は錬金術師としての腕前が相当なもので、これまでエドとアルも出会ったことがない錬金術を使いました。
エドとアルは彼を追ってアメストリスの西、クレタとの国境を目指すことになります

たどり着いたのは、巨大な崖に周りを囲まれた街・テーブルシティ。
かつて「ミロス」と呼ばれていたこの地で、エドとアルはジュリアという少女と出会います。
少女に導かれ、エド達はこの地に隠された血塗られた歴史を知ることになるのでした・・・。


ジュリアは祖国の復興のためのレジスタンス組織「黒コウモリ」に所属し、その中核となって活動していました。
黒コウモリは大いなる力を必要としており、それを実現させるために必要としていたものが賢者の石でした。
アルによって、賢者の石の練成方法が明らかにされ、レジスタンスに動揺が走ります。

求めるもののために他人の命を犠牲にすることを是とするか。
鋼の錬金術師での一つの大きなテーマはこの映画でも共通していました。
ただ、祖国の復興という悲願の前では、賢者の石の扱いが余り重いものとして描かれていなかったように思います。
個人的には、やはりかなり重いテーマだと思うので、もう少し掘り下げて扱ってもよかったのではないかと。

さて、登場人物の活躍としては、マスタング、アームストロング、ウィンリィはちょい役程度で、もっぱらエドとアル、ジュリアが中心でした。
特に、ジュリアとの関係でアルが目立っていたように思います。
最後のシーン、エドが気を使って、アルとジュリアを二人にしたシーンなんかは、お!アルの恋話に発展か?と思いましたね。

あ、勿論お馴染みのバトルも十分に盛り込まれていますよ。

最初に書いたように、二人の運命に直に関わる様な話ではないので、過剰な期待は持たず、気楽に構えて見る分には楽しめる作品だと思います。

投稿 : 2012/08/14
閲覧 : 339
サンキュー:

2

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