maruo さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
兄弟愛が救い B+
第1期TV版の後日談。
機械文明世界と錬金術世界に引き離されたエドとアルの物語。
物語はエドのいる機械文明世界を中心に進んでいくので中盤までは錬金術のシーンは少ないです。
二つの世界が門を通じてつながり、錬金術世界の力を戦争に利用しようとする勢力により、機械文明世界から錬金術世界への侵攻が開始され、セントラルが破壊されていきます。
私としてはどうしても展開が突飛に思えてなりませんでしたし、ウィンリィ、マスタングとの再会シーンも何か取って付けたような感じで余り感慨深くならなかったですね。
しかし、これでようやくエド、アル、マスタングが大活躍することになるので、まあ多少の不満は目をつむりましょう。
結局、エドは錬金術世界をを守るため、再び異世界へ戻ることを決意することになります。
そして、他の全てを失ってもエドと一緒にいる事を選択したアル。
兄弟が選んだ道が同じだったということが、この物語で一番良かったと思えることです。
ただし、大団円を期待していた人は肩透かしを食らったと思います。
かくいう私もその一人です。
とりあえず、一連の物語にこれで終止符を打ったのかと思うと、それなりに評価すべき作品だと思います。