Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
初音島を舞台とした魔法と桜の切ない物語・・・2作目です^^
サーカス制作のゲームを基にした物語で、今回のレビューは、ダ・カーポの作品の中で2作目として位置付けられているセカンドシーズンのものです。
舞台は初音島・・・ファーストシーズンから一変した島の状況・・・そして、主人公である朝倉 純一や妹である朝倉 音夢、従兄妹である芳乃 さくらといったファーストシーズンでは主人公の傍に居た人達の立ち位置も大きく変化したところ・・・これらを目の当たりにするところから物語が始まります。
まず、ファーストシーズンで感じた朝倉 純一の周りにいる仲間のなんともいえない優しさは、本作品でも健在・・・なので、ホッとできます^^
そして、今回の作品では、以前から学校の友達だったメンバーに加え、お嬢様、巫女様、漫画家といった仲間達が新たに加わります。この中でも、アイシアという半人前の魔法使いの少女は、正義感が強く、純粋に魔法でみんなを幸せにする事を真剣に願っている少女が今回の作品のキーマンになっています。
人々の願いを叶えたり、人々を幸せに導くのが魔法・・・だから人は純粋に思ったり願ったりするのですが・・・この魔法が表側とすると、必ず裏側が存在するんですよね・・・普段は目に止まらない裏側・・・だけど、もしその裏側を知ってしまった時・・・自分がその裏側を作ってしまった時・・・どうすれば良いのでしょうね・・・
そして、人の想いや願いは魔法の力をも超越するとても強いものであることを、この作品は教えてくれます。
全ては人の持つ優しさに繋がっている・・・こんな事も感じることのできる作品でした。
この作品で第1部とも言える物語のエンディングを向かえることになりますが、どれも納得できるものでした。
でも、主人公を取り巻く登場人物の優しさに、もっと触れていたいと思える作品でした。
この後には、外伝とⅡが控えています^^
こちらでもしっかり感動させて頂きたいと思います^^