PeachFly さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
古いアニメだけど斬新な感じが…
確か、これってすごく古いアニメ。'70年代の終わり頃かな…
ジブリアニメが確立する前の宮崎駿監督の作品。確か、宮崎駿が初めて監督をした作品でもあります。
{netabare}
宮崎作品には「飛ぶもの」が良く出てきますが、この作品にもいくつか出てきます。
「ファルコ」
蛾をモチーフにしたような飛行艇。レプカの手下のモンスリーが搭乗しており、作品中では何回もこのファルコが登場します。
ラナがモンスリーに捕まり、残され島から連れ出される時にこのファルコの窓から「コナ~ン」と叫んでいたのが印象に残っています。
「フライングマシン」
超科学の産物で、反重力装置で飛行する設定です。
物語の中では、ラナのおじいさんであるラオ博士がインダストリアから脱出する時に使った卵型の2~3人乗りの小さな機体と、ラオ博士が昔生存者を集めるのに使い、またコナン達がインダストリアに再潜入する際に使った10数人乗りの高速艇の2タイプが登場します。
「ギガント」
ファルコに似た蛾をモチーフにした空の要塞。推進エンジンも搭載しているが、おそらく反重力制御もされています。
100m以上?? あるような巨大な機体。オープニングにも出てきますね。
機体全体に銃座、砲塔が配置され、戦艦大和のテイストが感じられます。
かつて人類を滅ぼした最後の戦争の生き残りで、成層圏を脱出し、宇宙空間で太陽エネルギーを補充することにより半永久的に飛行することが可能、と作品中で悪役レプカが叫んでいます^^。
このギガントが登場した時はゾクゾクしました。コナンたちは一体どうやってこの巨大な敵と戦うんだろうって。。
この作品は以前から何度か観てるけど、ハラハラもしますが、それでいて観ていて安心できるような感があります。
物語の展開も起伏に富んでいます。ほのぼのとした場面、戦闘の場面、脱出劇のスリリングな場面、そして最後は大団円と…。
{/netabare}
SFだけど、人間性を考えさせてくれるアニメです。
ハッピーエンドをお好みの方、ジブリアニメが好きな方、必見です。
2012.09.08 1st issue
2012.11.04 update 1