「劇場版 とある魔術の禁書目録 エンデュミオンの奇蹟(アニメ映画)」

総合得点
79.8
感想・評価
1478
棚に入れた
8758
ランキング
489
★★★★☆ 3.8 (1478)
物語
3.6
作画
4.0
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
3.9

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ネタバレ

杞冬@あずさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「スリー・・・ツー・・・ヴェイッ!」

とある魔術の禁書目録の劇場版。
劇場版ということでオリジナルストーリー。
何気に「超電磁砲」のメンバーも出ています。
メインは魔術と科学のヒロインアリサとシャットアウラ。
この二人がメインで話が進み、
上条が介入していくという感じ。
出ているキャラそれぞれに活躍の場があり見どころも多いです。
内容についてはすごく期待してたわけではありませんが、
その期待を大きく上回ってくれました。

この劇場版の良いところ。
まず初見の方でも問題なく楽しめる点。
いきなりこの映画から入っても特に問題はありません。
そしてアニメ組にも優しい作り。
TV版の方は原作既読者以外お断りなところがあります。
原作にある細かな設定などはなくTV版に不満を持った人でも楽しめます。
当然原作既読の方にもお勧めできます。
幅広い人に勧めることができるところがとても良い。

それぞれのキャラに活躍の場があること。
まずステイルの「魔女狩りの王」
魔女狩りの王はド派手でかっこいい魔術なのですがなかなかに不遇な扱い。
ですがこれではスケールもアップし劇場版ならでは迫力で魔女狩りの王は圧巻でした。
カーチェイスシーンがあるのですがそこでの魔女狩りの王はほんとすごかった。
オリキャラだけど師匠になれて良かったねw

次に土御門。
土御門といえばスパイ。
彼らしい暗躍で上条の手助けをしたりステイルに指示したりと水面下で行動がメインでした。
飄々としながらも実力はある彼らしい活躍でした。

超電磁砲の四人たち。
禁書目録では記念すべき初登場を果たした佐天さん。
一応OPなどではちょろっと出ていますが…
御坂は十八番の超電磁砲を放ったり、
黒子は車いすながらも空間移動で御坂をサポート。
時系列は残骸編の後。
ですが時系列はほとんど気にしなくても問題はありません。
初春は守護神らしい活躍。
佐天さんは…意外とひらひらとしたものが苦手みたいですw
禁書は苦手だけど超電磁砲の方は好きって人でも十分楽しめるくらい活躍してくれたと思います。
超電磁砲ファンの方にもお勧めです。

ほんとに少しだけど出番をもらえた一方通行。
この時の一方通行を話に関わらせるのは非常に難しい。
ですが矛盾することなく彼を話に入れていました。
今回の登場人物たちとは合わせることができないので、
単独で使うしかありません。
ミサカネットワークの意向となれば一方通行も動くしかない。
初見の人に辛いのは一方通行でしょう。
いきなり登場してきてカウントダウンを思いっきり無視して地面を叩き割って帰っていくもんですからw
なんだあの白いやつは…となったはずw
一方通行の登場はアニメ、原作への販促のためですねww
それでも少しでも登場してくれたのは嬉しかった。

両ヒロイン達について。
魔術のアリサと科学のシャットアウラ。
オリジナルキャラながらインパクトはでかかった。
アリサは聖人と同等に力をもっているとされ、
強力な力の持ち主。
アニメでは聖人は神崎しか出てきていないのでオリキャラですが聖人が登場したのはよかった。
ちょろっと2期の最後で聖人は出てきてはいますが…
科学側のシャットアウラ。
劇場版の核心に迫るネタバレなので見た人のみで見ていない人は皆用にお願いします。
{netabare}アリサはシャットアウラの願いから生まれた奇蹟の象徴として具現した存在。
シャットアウラの「大事なものを失ってもいいからすべてを救って」という願いを叶えた。
しかしその代償として音楽を聞き取ることができなくなり、
そして父親も失った。
シャットアウラの奇蹟は父親を救えなかったものであり、
憎悪するようになっていった。
最後はエンデュミオン崩壊の危機を回避するという奇蹟を起こした。
その後シャットアウラとアリサは一つとなる。{/netabare}
シャットアウラの能力は「奇土拡張」アースパレット。
これについては劇場版では語られませんでしたが、
パンフでレベル4の能力者であることが分かりました。
レベル5のオリキャラは作ることはできませんが、
レベル4なら作っても問題ないので超電磁砲でもレベル4の大能力者つくればいいのに…

最後に神崎ねーちん。
多分この映画の中で一番インパクトを残したんじゃないでしょうか。
あの登場シーンは普通に笑ってしまいましたww
あれは反則だろとww
お祭り映画ですが一番祭りだったのは神崎でしたww
とりあえずアホですねww

禁書のキャッチコピーといえば、
「科学と魔術が交差するとき物語は始まる」
なのですがTV版では本格的にこの二つは交差していません。
劇場版では科学と魔術のドンパチもあり、
そこも魅力の一つでしょう。

印象に残っているところはどこかと聞かれれば二つしかないでしょう。
まず神崎のあのシーン。
あれは外せませんw
そして一方通行のカウントダウン無視。
スリーツーと来てヴェイッ!ですからねw
一方通行らしさはとても出ていましたがww
逆に普通にカウントしてもダメだったw
ガン無視と彼らしさも出ていて、
スタッフさん愛も感じましたw
一方通行は少し丸くなったけど、
尖っている部分も好きだからww
そういう部分もだしてくれたのは良かった。
その後お姫様抱っこという彼らしくないことはしますが…

劇場版ならではお祭り感。
ここまでうまくまとめてくれるとは思いませんでした。
これからもっとキャラ増えてくし、
また映画やることになったらさらにお祭り感が増すww
あくまでパラレルワールドという考えで問題ありません。
なのでちょっと興味を持った方でも、
初めて見る方でも禁書苦手な人でも幅広い人たちにお勧めしたいです。
損はない出来?だと思いますので是非ともご覧くださいませ
何気に三回目の視聴でした。

投稿 : 2013/08/30
閲覧 : 403
サンキュー:

24

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