takekaiju さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
最もリアルな戦争を描くガンダム
ポケ戦と同様、ガンダムにしては異質な作品。
連邦とジオンがMSでどんぱちやるだけでなく、戦場のリアルな描写や愛をテーマにしている。
特にジャングル奥地の汗臭い前線基地や戦車の後方支援、ゲリラと共闘した作戦の展開など、ガンダムがスーパー兵器ではなく一兵装として描かれているところにリアルな戦争が見て取れる。
「たとえ敵味方に分かれていても、いい人間はいます。自分にはそれがこの愚劣な戦争におけるただ一つの希望に思えます。」
連邦とジオン、本来相いれない両者が愛し合うという状態もシローとアイナのこの言葉によって真実味を増してくる。敵味方というのは一つの境界でしかなくて、絶対的なものではない。一人の人間として向き合ってみれば分かり合える存在もいるということを切に願う二人の気持ちに共感します。