maruo さんの感想・評価
3.5
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
デスラーのキャラに助けられた作品 B+
ボラー連邦とガルマン・ガミラス帝国との間で星間戦争が勃発。
ガルマン・ガミラス帝国の惑星破壊プロトンミサイルの流れ弾が太陽に命中し、核融合が異常増進します。
このままでは地球は灼熱地獄と化し、人類は死滅するという危機を受け、ヤマトは第2の地球を探して旅立つことになります・・・。
旅先でヤマトは、ボラー連邦とガルマン・ガミラス帝国の戦争に巻き込まれて行くことになります。
戦争の当事者であるガルマン・ガミラス帝国は、デスラーが再建を果たした帝国なのですが、デスラー本人の与り知らぬところで、ヤマトとの戦闘が行われてしまうことになってしまうのです。
古代進とデスラーの間にかつて芽生えた友情の行方が大きな見所です。
さて、この作品に出てくるデスラーは異様に格好良いです。
格好良いその1は、「シャルバート星を侵略するのか?」という古代の問いに対して、デスラーが「私は栄光あるガルマン・ガミラスの総統。丸腰の者は襲わない。」と返した台詞の男らしさです。
そして、格好良いその2は、ボラー連邦の艦隊により危機に陥ったヤマトを救うべく、デスラーが艦隊を率いて登場したシーンです。
デスラーがボラー連邦の首相ベムラーゼに向かって「君の葬式は何宗で出せばよいのかね。」と言った台詞がしびれます。
この作品中一番魅力のあるキャラクターと言っても過言ではないと思います。
ガンダムにとってシャアが欠かせないキャラであるように、ヤマトにとってデスラーはとても重要な役割を果たしてくれています。
物語自体は、放送期間が短縮されてしまった程なので、残念ながらイマイチなのですが、デスラーのキャラに救われたといっても良いと思います。