にゃんにゃ さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
広く果てないこの宇宙で、還るべき場所はただ一つ。
2076年、人類が宇宙に羽ばたいてから久しい時代の物語。
環境問題が深刻化した宇宙を舞台に、
宇宙ゴミを回収する仕事「デブリ屋」をしている主人公たちの日々を描くヒューマンドラマ。←ここ大事。
その中で環境問題、人種差別といった様々なテーマに向き合うが、だからと言って小難しい話と言う訳でもない。
1話の導入は、クスッとしちゃうような軽い笑いからテンポよく進むし、意外と軽いノリで観れちゃうアニメ。
結構幅広い層に受け入れてもらえそう。
ただ、難しくはないが、すごくアツい物語。
愛だの夢だの、恥ずかしげもなく言いまくる。そんな感じで己に真面目に向き合ってる主人公たちがすごくカッコいい。
人によっては、暑苦しく感じちゃうのかなあ…
そして個々に焦点を向けたサブストーリーもまた秀逸。
普段は寡黙だったりおちゃらけていたりするキャラにもしっかりと見せ場が用意されているので是非最後まで見てほしい。まjでカッコいいから。
ちょっと気になったところ。。
後半になると、それぞれのターニングポイントというか、試練というか、エンディングに向けて盛り上がってくる。
んだけど、ちょっとスケールが大きくなりすぎかなぁ。
それまで、デブリ課という小さな箱の中で「いつか箱の外にでたいなー」って感じでドタバタやってたのが面白かったのに、
いざそこを飛び出したとたん急に冷めちゃったというか、淡白に感じてしまった。デブリ課の面々の出番が減ったことが大きいかな。
とはいっっても、最終回はすごく良かった。
ある意味暴走しちゃった主人公が、落ち着きを取り戻して、収まるべきところに収まったって感じなんだけど、
最後の二人のシーン最高だったよー。ぜひ観てほしいな♪