ぶっかけ さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
キスはヨダレの交換。そう思えればどうってこたぁない
取り敢えず独特のフェチズムを描いているので人に薦める作品ではない
それでも薦めたいのであれば
作画がどうのストーリーがどうのと能書きを垂れる前にどうしたって
「ヨダレ」の話をせねばなるまい
この生理的問題をクリアせず本作を楽しむことはほぼ不可能だからだ
カレーを食べている時にウ〇〇の話はしない
これは社会通念。小学生でも心得ているマナーですな
だが育ちの良くない私としてはこうも思う
それぐらいで食欲が失せ、不快感を露わにする御人も大概である。と
話が少し大袈裟になり過ぎたが、ケースにより過剰なデリカシーを要求することにも
多少の疑問を感じるということだ
で、本作のヨダレ描写だが私としてはデリカシーを感じたと言ってしまおう
劇中描かれるそれは、何故か粘着性が強く透明。本来のそれにイメージするような泡だった感じもなく
名前はよく知らないが、液体絆創膏のようにすら見えた
私の場合例え本物のヨダレっぽく見えたとして
その程度のことでギャーギャーと喚き立てる鋭敏な感性は持ち合わせていないが
こう思えた時点で汚物具合を感じさせないあの描写は、
生理的にどうこうとか言うレベルの代物ではなくなっていたのである
言わばあそこには作り手側のささやかな気遣い。それがあったのではないだろうか
要するに何が言いたのかというと、「だから勘弁してやってくれないか」である
両手離しで褒めるような作品でもないが、観るべき所はちゃんとあるしそこではないのだから…
制作側が投じたこのギリギリのデリカシーを感じることが出来れば
「生理的に無理」の壁を越えた所で本作を楽しむことは可能と思えるので
これから視聴する方には、この件を是非とも一考願いたい
順序が逆になったが内容にも少し触れよう
高校生男女のちょっと変わった恋。ヒロインは不思議ちゃん
主人公は純朴な男子で、思春期の少年が抱える異性への疑問と催す劣情の葛藤を描いたもの
{netabare}「女の子ってわからないよなぁ…」端的に言うと物語は終始これの繰り返しだが{/netabare}
若さ故に持ち得る女性に対する誠意とウブさはしっかりと表現されている
男は女のことなどわからないし、またわかる必要など無い
これが持論だが、それを語る私は三十路を過ぎてまだ未婚である
説得力など到底あり得ないので「ざまぁ♪」と思った方は参キュでも押してくれるとありがたい