「涼宮ハルヒの消失(アニメ映画)」

総合得点
92.3
感想・評価
5209
棚に入れた
23054
ランキング
23
★★★★★ 4.2 (5209)
物語
4.4
作画
4.3
声優
4.2
音楽
4.0
キャラ
4.3

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ネタバレ

ふりーだむ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

バカな私にゃ難しすぎるぜぃ!でも面白かった!

クリスマス目前。いつものようにハルヒに振り回される毎日を送るキョン。しかしある日を境に状況は一変する。
「ハルヒ」がいない。そしてみんなハルヒを忘れている。いや知らない。ハルヒの記憶を保持するキョンは元の世界に戻すために奔走する。

TV版(2期)二続き視聴。原作未読。TV版の雰囲気を残しながら物語は始まる。そして消失。
ハルヒのいない(厳密には北高にいない)世界に戸惑うキョン。ミクル嬢には他人(ほとんどストーカー)扱いされ、たのみの長門はただの文学少女に成り果て、もうひとりの頼みの綱、古泉はいない。挙句には過去に命を狙われた朝倉涼子が姿を現す。過去改変の行われた世界の中、ハルヒを追い求めるキョン。しかしそれはキョンも少しは望んだ「平和な世界」。しかし、何かが足りない。

「こんな世界も悪くない」。そんなさなか見つけたひとつのヒントと選択肢。「文芸部の入部届」とヒントの綴られた一枚の「栞」。そこからキョンは再び前へ走り出す。

1回見ただけではわかりにくく、2回見てしまいました。(2回見ても完全には理解できませんでしたが^^;)とても奥が深い作品でしたね。
素人の感想ですが、TV版からのストーリーの継続、内容、ともにすごく良く出来ていたと思います。一言で言えば面白かった。
特に後半のキョンの疾走ぶりはよかったですね。緊張感もあり、見ていて熱くなりました。

登場人物のそれぞれの「想い」の描き方も良かったです。特に「文芸部の入部届」とヒントの綴られた一枚の「栞」に悩むキョンの姿や、「Enter」キーを押す姿、そしてハルヒのいた世界を肯定する姿。とても良かった。

長門の存在も良かったですね。「感情」を持ったが故にそれが「バグ」となり、過去改変を起こし、ただの文芸部の読書好きな少女に成り果ててしまう姿。この設定も良かったです。キョンの袖を引く姿、とてもよかったですね。

一期は好評(見てませんが^^;)、二期は賛否両論、映画版は作品的にはとても面白かったです。映画版のおかげですべてがまとまり、全体通して「良い」作品になったと思います。さすが名作と呼ばれるだけのことはありますね。

ギャグアニメのようにただ笑えるだけでなく、エヴァのようにただ考えるだけでもなく、いろいろ含んだ「まとまった」作品だと思います。
2期と映画版通じて楽しませていただきました。

投稿 : 2012/07/24
閲覧 : 240
サンキュー:

16

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