Etzali さんの感想・評価
3.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 2.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
“ゲーム”と“戦争”の世界
(2012.7/24)
ゲームというとアーケードだったり家庭用、オンラインな様々な種類があります。この作品の世界観はそのゲームと同じようなものだと思う。作中に{netabare}「ゲームだから合法的に殺すことも殺されることもできる」{/netabare}という台詞があるが現実の戦争、ゲームでもそれは同じだ。
現実の“戦争”では作戦が主体を持ち、兵は客体的にならざるを得ない。また“ゲーム”でも然り、シナリオという主体がありプレーヤーは客体的な存在だ。
私はこの作品は主体性のない現代人への批判ではないかと思います。
また、キルドレ=大人になれない子供(ある種、青年期におけるアイデンティティの確立を放棄した者)とも考えられるのではないかと・・・
主体性の無い状態で生き続けることが果たして人として幸せなのか?