ローズ さんの感想・評価
3.4
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ゲームの世界に逃げる事なかれ 【酷評注意】
現実味のあるバーチャルゲーム「ソードアート・オンライン」。
桐ヶ谷和人(きりがや かずと)はキリトという名前でゲームに参加していた。
ゲームを開発した茅場晶彦(かやば あきひこ)はラスボスを倒さない限りゲームの世界から脱出できずゲーム内での死も現実の死に直面すると宣言し、生死をかけたデスゲームが始まるのであった。
自分は本作品がラノベ読者及びアニメ視聴者に媚を売っているとしか思えません。
何の努力もせずに無双状態。
誰もキリト君には敵わないのでしょうね。
ゲームの世界では妻となるアスナ・子供のような存在のユイ・キリトの妹のリーファなどから好意を受けているキリト。
何故、主人公だけがモテモテになるのでしょうか。
現実の世界ではなく仮想空間であるゲームの世界であれば理想の人間関係を作る事ができる内容だと受け取りました。
現実世界から逃避して自分だけの世界だけであれば幸せになれると宣伝しているのでしょうか。
たしかにアニメには主人公がモテモテになるハーレム作品が多くあります。
本作品のずるいところはゲームの世界と現実の世界を混同しているところ。
ゲームが上手いだけで顔や本当の性格が分からなくてもいいのでしょうか。
本当の現実は厳しい事を理解してもらいたいです。
たまには現実から離れて理想の空間を作るのはいいかもしれませんが、現実世界を忘れてはいけません。
甘くない現実世界から逃避するための作品だと思います。