セメント さんの感想・評価

4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態：観終わった

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こんな・・・こんなアニメ見してさぁ・・・
行きたくなっちゃったらどうすんだよ、宇宙に・・・
友人に借りて見ましたが、果てなく素晴らしい！
この完成度の高さ！始終息できなくなるほど興奮してましたよ


手掛けるはサンライズ、監督：谷口悟朗氏に脚本：大河内一楼氏他
チームコードギアスな面々が集って作ってます（こちらの方が先ですが）
まずはその描写の細かいこと細かいこと
宇宙で音がしないんですよね、私の物理の先生がそのことについて言及してたのを思い出します
無音というのは、アニメ的にディスアドバンテージかと思われますが
むしろ、逆に緊張感があって、画面に引き込まれるような感覚さえあります
他にも宇宙描写には色々凝ってて、スタッフの頑張りが伝わってきます

宇宙の平和を守るため、日夜スペースデブリを回収するヒーローたちのお話ですｗ
強ち間違いでもないですが、、、
夢を捨てた半可者が人々との繋がりに発奮されて、情熱を取り戻す
愛を諭す理想論者が非情な現実に直面しながら、それでも信念を貫き通す
今作のメインであるハチマキと田名部のドラマはもちろんのこと面白いのですが
他クルーあるいはそれに関わる人すべてにもドラマがあり
その入り代り立ち代る人間模様は極めてリアルであり、魅力の一つとなっています
表情の崩し方なんかも、直にキャラの心の揺れが伝わって来て、見ているこっちまでドキドキしてきます

私の泣きポイント言ってきます
7話「地球外少女」
地球に焦がれる少女と宇宙に焦がれる老人が静かに対なす月の海
月面に出た場面はかなり来ます、水に見立てた砂をハチに浴びせるあたりは特に
11話「バウンダリー・ライン」
貧国を縛る、目には見えない国境線、宇宙服に託すエルタニカの未来
後半マジ泣きです、モロ泣きです、テマラさんが見た国境のない地球、あぁあぁあぁぁぁぁぁ
13話「ロケットのある風景」
ヴァン・アレン帯を超え、無限の可能性に満ちた大宇宙に胸を躍らせる男たち
九太郎作ロケットがユーリの想いを乗せて宇宙目指して飛んでくシーン、良い
18話「デブリ課、最期の日」
宇宙の平和を守る正義のヒーロー、第二事業部デブリ課
ラビちゃああああああん、課長おおおおおおお
最終回「そして巡りあう日々」
船には港が必要だ、いつまでも待ち続けてくれて、最後には受け止めてくれる、そんな港がな
EDずっと泣いてました、見てて良かったプラネテス
忍者回もタバコ回も好きです、愛です

物語に絶妙な味付けをする声優さんの名演技
雪野五月嬢、田中一成兄、最高です
雪野嬢のハイライトは「これがあれば私は助かる」すかね
田中兄のハイライトはもちろん、「もったいなくってなぁ」ですね
他、若本さんやら飯塚さんやらほとほと豪華です
綺麗な檜山も出てます

通常OPEDはどちらの酒井ミキオによる「Dive in the Sky」「Wonderful Life」
曲は良い出来です、挿入歌もこれまた
そしてですね、BGMこそ、このアニメを最大限盛り上げてくれた要素でしょう
と言いますのも、底から湧き上がってくるような躍動感に包まれるあの曲と、感傷的なメロディが心に優しく響いてくるA secret of the moon
あぁいいなぁもう・・・

作風、萌えはありません
いや、でもノノはどうなのかな、かなり
可愛いですね
しっかしあれで12歳とは、ロリコン殺しすな、月育ちは


2070年代ですか、、、そのころはもう随分と年寄りになってるなぁ。。。
面白楽しい、アニメって、やっぱいいですね
プラネテス最高！
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