ジョニー さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
前半は良いが後半は、、、、
先に言いますが、原作であるゲームは事前にプレイしており、私はこの作品が大好きです。
その上ではっきり言わせてもらえれば、この作品は『アニメ作品』としては駄作です。
これを簡単に言うと
24話(8時間)という限られた短い時間の中で、脚本家が出来るだけ原作通りやろうとした結果、前置きである前半は上手く構成したが、ストーリーモノとして盛り上がる後半で時間が足りなくなり、辻褄合わせだけで精一杯。
最後の2話は若干尺に余裕は持たせたものの、そもそも演出自体がショボいので意味がありませんでしたww
というアニメ作品として、もっとも初歩的でやってはいけない事をやらかした作品。。。。
基本的な事をいうと、声優の感情の入ったセリフと、キャラの表情、動き、向きが合っていない(ノスタルジアドライヴッ!だけは合っていた)
1キャラがしゃべり続けるシーンがあって、途中で別アングルのカットに切り替わる時の表情に繋がりが無い
とはいえ実際のところ、この二つはアニメにおいては、よくある事で他の作品でも普通にあります。
ただ!この作品は、ココは盛り上がってるという力を入れるべきシーンでも平然と通常運行している所が許せません。おかげで、まったく集中できません
そして更に演出もパッとせず盛り上がりに欠け、おまけに後半の脚本崩壊の追い討ち付きです。。。
私自身、前半は毎週楽しみにしてリアルタイムで視聴していましたが、後半に入って回を追う毎に冷めていき、最終回は録画の早送り。。。
じゃ~どうすれば良かったのか?と聞かれて、まず先に出て来る案は、
2クールやるなら26話やれよ!!(笑)
これを実現していたら脚本に関しては、かなり良くなると思います。
前半は笑い+謎の黄金比でとても楽しめますが、後半はかなりシリアスな展開なのに、そこでストーリーやキャラの心理描写を削ったら、ただの退屈な映像にしかなりません。残念です
どこかの社長が『劇場クオリティ』と公言してたので、とても期待していたのですが、社長と自分とでは『劇場クオリティ』の概念が異なるみたいです
こんな状態で『劇場版制作決定!!』とか言われても不安しか残りません。
以上、最終話を見た直後の感想でした。
(好きだからこその辛口採点。ちなみに当初の平均点は4.3でした)