けみかけ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ジェリー・ザッカーの『ゴースト/ニューヨークの幻』ってあるじゃないすか?
ボロボロに酷評してやるつもりだったんですが終わってみれば数々の劣悪な部分よりも、面白かった思い出の方が大きくなってしまいました^q^
そもそも既に同スタッフが手掛けた『夏のあらし』が幽霊と少年のラブコメディ、もといラブロマンスをやってのけていますし、それに同期作品にはゾンビとの恋愛を描いた作品もあるときたもんですよw
こいつぁすこぶるタイミング悪い!
ほらほら、幽霊とかゾンビとか儚い存在でかつ人外との恋愛ってのはそれだけで十二分に萌えるお話なんですよ!
ぶっちゃけ今作で貞一くんだけは夕子さんに触れられるので、色々とエッチでウフフなハプニングが起こるわけですがw
むしろ視姦だけでエロスを醸し出すぐらいの心意気を見せてくれてもいいんじゃないか!?とまあ無理難題を投げかけたいキモチもあるわけですw
しかも第3話で明かされた『夕子さんの姿は見た者の見たいように見える』ことから、夕子さんというヒロインが【麗しい美少女】に見えたり、【醜い悪霊】に見えたりもする
っていう心理的視点の差異を具体化した設定も、ある意味で超絶文学的に萌えるポイントなはずで、その辺とか過剰なまでに演出して悪霊夕子さんが視聴者のトラウマになりかねないぐらいガンガンに怖くてキモイ感じを出してくれればいいものを、スタッフは中途半端に手を抜いて撮影効果で【屍感】を出す始末;
あれにはもうガッカリでしたわw
しっかりしろよ!阿部記之!
もう夕子さんの過去とかいいやろ・・・
小此木さんの方が可愛いやろ・・・w
って思ってましたけど・・・もはや最終回に全部持っていかれた感がwww
結局よねw
今まで普通に夕子さんと過ごしていた貞一くんの日々がさ、ガラッと変わるわけですよ!
夕子さんに触れられなくなり、声が遠のき、姿が消える・・・
そして夕子さんが過去を捨ててしまったように、彼もまた記憶の扉を閉ざしていった・・・
もうですね、所詮個人の好みのレベルだとは思うんすがラストシーンでの夕子さんの突然のご帰還はいらんかった思いますよ!
誰が何と言おうと!w
オイラはおセンチに浸りたいのですよ!w
おセンチに!w
いやはやしかし、今作で重要なエピソを担当してるのはシリーズディレクターの坂本隆なる男でして、シルバーリンク作品に数多く関わってること以外はあんま話を聞かんのでよくは知らないのですが、注目の若手演出家であることには違いなさそうですぬ!
ちなみにあの素晴らしいOPとEDを手掛けたのも彼ときたもんだからてぇしたモンですよ!
拍手!
それと番由紀子キャラデザの割には作監さんによってはやたら気合の入ったアップ画が多いこと
そんなところも夏のあらしの再来なのかな?
最後になりましたが実力あるのにイマイチお仕事もらえない夕子さん役を演じた原由実さん
そして第6話で集団ヒステリを起こしてくだすったモブキャラ担当の方々
この方達の演技は大変素晴らしいものでしたぬ^^b