CC さんの感想・評価
1.8
物語 : 1.0
作画 : 2.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
病に蝕まれた天才 トキ
普通に評価したら1.8とかあまりなりませんよね。私も2.0以下はあまりつけないのですが、視聴中に癇に障ったことがいくつかあったので、このような評価にしてしまいました。ここから先は私情を含んだ酷評レビューになるので、『咲-Saki- 阿知賀編』が好きな方は恥ずかしいから見ないでくださいな。
『咲-Saki-』といえば麻雀漫画(アニメ)ですよね。本作はその「外伝」を描いているので、もちろん物語の中心にあるのは麻雀である。にも拘わらず、この作品は「捨て牌」を間違えて描いたり、試合中「席順」が変わっていたりと麻雀アニメとして、ありえないミスがある訳です。『アカギ』でそんなミスしたら、すべてが台無しになるような痛恨のミスなんですけども、 『咲-Saki- 阿知賀編』はゆる~い麻雀??アニメなので…ねw気にしても仕方ない所ではあるので、揚げ足とりはこの辺で。
というか、この作品は何のアニメなんでしょうかね!?麻雀の試合よりも麻雀を観戦している部員達の描写ばかり。それを見て私は何を楽しめばいいのでしょうかねw
{netabare}その他にも、県大会や全国大会予選は数分のダイジェストや「松実 玄」のみの試合を普通に描いた形で終わってしまい、合宿なんかは静止画をパラパラっとw 挙句の果てには、不用意に、しかも頻繁に本編のキャラが出てくるわけです。{/netabare}
そんな雑な描写ばかりでは、この作品の最大のウリであるキャラクターも引き立ちませんよね。色々なデザインの新キャラが登場しましたが、私が1クール通して覚えてるキャラは{netabare}全国大会準決勝一回戦で対戦した4人しか覚えてません。
松実 玄:ドラ爆の鷹
花田 煌:捨て駒のスバラ
園城寺 怜:本気になると印南善一
宮永 照:修羅旋風拳
特徴に既視感を感じたのキャラもいたので覚えられましたw
ところで主人公の名前なんでしたっけ?どんな打ち筋でしたっけ?なんでジャージばかり着てるのでしょう?視聴し終えて、主人公が印象にない作品は初めてかもしれません。{/netabare}
本作を視聴し終えて・・・何もかもが中途半端に感じた作品でした。何かを描いているようで、何も描かれていない作品。回想の描写はいくつもありましたが、各キャラそれ以上掘り下げても何もなさそうな気がしてなりません。薄い。
『新鮮』『斬新』『豪快』『知的』という要素(他にも頭捻れば出てきそうですが)が、『咲-Saki-』本編に劣ると比較するよりは「未熟」の一言。
【メモ】
制作会社/Studio五組
監督/小野学
シリーズ構成/浦畑達彦
▲企画/田口浩二 他3名
-全12話-